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SARSコロナウイルス共受容体の同定と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 08J08449
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 ウイルス学
研究機関東北大学

研究代表者

井上 雄喜  東北大学, 大学院・医学系研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2009年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2008年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードSARS / SARSコロナウイルス / 受容体 / 共受容体 / ACE2 / DC-SIGN / L-SIGN
研究概要

重症急性呼吸器症候群(SARS)はSARSコロナウイルス(SARS-CoV)の感染が原因で引き起こされる重篤な伝染性感染症である。SARS-CoVの細胞感染機構の解明は、感染予防やSARS治療法の開発において極めて重要な研究課題である。
SARS-CoVの受容体がACE2であることが知られている。研究代表者は、以前に、ACE2の細胞内欠失変異体を用いた実験により、ACE2の細胞内領域がSARS-CoVの感染に必要ないことを証明した。従って、SARS-CoV感染にはACE2とは異なる細胞膜発現分子が共受容体として機能する可能性が示唆された。他方、最近、DC-SIGNおよびL-SIGNが、SARS-CoV感染に関与することが最近示された。そこで本研究では、DC/L-SIGNがSARS-CoV共受容体として機能する可能性を検討した。
DC/L-SIGNの細胞内ジロイシン構造はDC/L-SIGNの細胞内取り込み必須であることが知られている。そこで、このジロイシン構造のLLをAAに変えた変異体をACE2の各種変異体とともに細胞株に発現させ、SARS-CoV感染における影響を検討した。しかし、ACE2およびDC/L-SIGNが共に細胞内に取り込まれないはずの変異体を発現させた細胞株においても、感染に全く影響を与えなかった。従って、SARS-CoV感染には、ACE2およびDC/L-SIGN以外の共受容体が存在する可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2024-03-26  

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