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量子効果と歪みの相乗効果によるナノスケールMOSFETの高性能化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08J10083
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 電子・電気材料工学
研究機関東京大学

研究代表者

清水 健  東京大学, 大学院・工学系研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2008年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードSi(110)面 / 極薄SOI MOSFET / 移動度
研究概要

今年度は主に(100)面と(110)面極薄SOI MOFETにおける移動度をより詳細に調べるための試作活動、および方向依存性を理論的に検討するための数値計算の両面における活動を開始したところであった。より具体的には、極薄SOIにおける移動度の方向依存性を調べるために共通チャネルを有する(110)面極薄SOI MOSFETを実際に試作し、評価を開始したところである。実験結果について今のところ大きな進展はないが、少なくとも当初の机上予測どおり、厚膜を有するSOI MOSFETにおいては定量的に移動度の方向依存性を比較することが可能であることを確認した。今後の課題については、SOIが10nmを切るような極薄膜において移動度を比較することが可能であるかを、実験および測定の両面から検討する必要がある。他方、数値計算においては若干の進展があり、SOI膜厚に依存して伝導方向の有効質量に変化が生じることを理論的に確認することができた。以上の結果については、実験結果とあわせて何らかの形で学会や論文誌へ投稿する予定である。これまで移動度、ひいては電流の方向依存性について十二分な議論がなされている状態からは程遠く、以上の結果を広く公開することは、学術活動としての評価のみならず、産業界へもメッセージを発信することが可能であると考えている。
また、前年度に学会へ投稿していた論文が無事に採択されたので、6月にハワイで開催されたIEEE Silicon Nanoelectronics Workshopにおいて口頭発表を行った。本結果については今年度に明らかになったものではないので詳細は省くが、特別研究員の科研費で出張を行ったので報告しておく。自身の発表に際しては質疑も行い、また発表後の休憩時間にも複数の異なる研究グループから詳細について質問を受けたので、一定の評価はなされたものと考えている。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Hole Mobility Enhancemen by [110] Uniaxial Compressive Stress in (110) Oriented Ultra-Thin Body pFETs with SOI Thickness of Less Than 4nm2008

    • 著者名/発表者名
      Ken Shimizu
    • 学会等名
      IEEE Silicon Nanoelectronics Workshop
    • 発表場所
      Honolulu, HI, USA
    • 年月日
      2008-06-15
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2024-03-26  

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