研究課題/領域番号 |
08J11455
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
坂本 大介 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2009年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2008年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | ヒューマン・ロボット・インタラクション / ヒューマン・コンピュータ・インタラクション / インタラクションデザイン / ユーザ・インタフェース / ツールキット / 園際情報交換 / オーストリア:カナダ / 人-ロボット間相互作用 / ロボット / フレームワーク / インタフェース / インタラクション |
研究概要 |
研究題目に沿い、本研究においては対話ロボット用のOS、特にロボットに詳しくない者においても簡単にロボット用のアプリケーションを開発することができる環境の開発を行った。ロボットが社会に広く普及するためには、多くのユーザによってそのアプリケーション開発が行われることが重要であり、本研究はこれを実現する環境を提供することを目的としていた。この環境の開発については前年度にプロトタイプの開発が終了しており、本年はこれの評価を行うために、実際にロボットのアプリケーションの開発を行った。 具体的には1)タブレットPCを用いた柔軟な家庭用ロボットへの指示インタフェースの開発を行った。ここで開発された技術はUpper Austria University of Applied Sciences, Media Interaction研究室との共同研究プロジェクトに応用され、実際に使われている。2)家庭用ロボットとの共同作業により、実際に調理を行うことができるロボットシステムの開発を行った。3)ロボットに不慣れなユーザであっても簡単にロボットを用いたエンタテインメントを経験できるような直感的なインタフェースの開発を行った。これは主に二つのプロジェクトで行われ、どちらも実際に国内会議、および国際会議においてデモンストレーションを行った。現在はさらに自然なインタラクションによるロボットとの対話技術の実現に関する研究を行っており、これについても前年度に開発した環境が重要な役割を担っている。これらのアプリケーション開発とデモンストレーションを通して、実社会におけるロボットの役割や存在意義について示していくことは分野発展のために非常に重要であると考えている。 また、これらの開発を通じて得られた結果は、実際に現在の対話ロボット用OSの開発に生かされており、有効なフィードバックが働いていると考えている。
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