研究課題
特別研究員奨励費
以下の点を明らかにした。1.Adrenomedullin 2/intermedin(AM2/IMD)遺伝子の挿入/欠失(I/D)多型(rs3840963)が血圧と腎機能に関連していた。DD型所持者ではII型所持者及びID型所持者に比べ、血圧が高く、腎機能が低下していた。(第41回米国腎臓学会、第53回日本透析医学会学術集会・総会、第51回日本腎臓学会学術総会)2.(Pro)renin receptor((P)RR)遺伝子の遺伝子多型解析により、男性において、IVS5+169C>T(rs5918007)が自由行動下血圧と関連し、Tアレル所持者で血圧値が高値であった。一方、女性において、+1513A>G(rs6609080)が高血圧性臓器障害と関連した。GG型所持者で左室肥大(AA型8.3%、AG型16.3%、GG型26.7%、P=0.02)、脳ラクナ梗塞(AA型23.9%、AG型25.5%、GG型60.0%、P=0.02)を有する対象が多かった。(Am J Hypertens 2009,22:294-299、第31回日本高血圧学会)3.心不全、腎不全、高血圧の動物実験モデルを使用し、AM2/IMD、(P)RR、Urotensin II(UII)/UII-related peptide(URP)/UII receptor(UT-R)の遺伝子レベル・蛋白レベルの発現変化を検討した。AM2/IMDは心不全モデルで発現が増加し、腎不全モデルで発現が減少していた。(P)RRは心不全、腎不全モデルで発現が増加していた。UII/URP/UT-Rは心不全、腎不全、高血圧の各モデルで発現が増加していた。(Eur J Heart Fail 2008,10:840-849、Peptides 2009,30:840-849、Pentides 2008,29:801-808等)
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (9件)
Peptides (印刷中)
American Journal of Hypertension 22
ページ: 294-299
European Journal of heart failure 10
ページ: 840-849
Peptides 30
ページ: 400-408
Peptides 29
ページ: 801-808