研究課題/領域番号 |
08J56231
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
伊吹 友秀 東京大学, 大学院・医学系研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2009年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2008年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | エンハンスメント / 医療倫理学 / 生命倫理学 / 脳神経倫理学 / 脳科学 / 長寿科学 / 抗加齢医学 / 特倫理学 |
研究概要 |
本年度の研究遂行予定に沿って報告する。 1.医療によってエンハンスメントが担われることの倫理的問題点に関する文献の調査 実際にエンハンスメントが社会に普及していくにあたっては、医療従事者によってそれらの技術が提供されていくことが予測される。そこで、EYHXWeb、及び、PubMedを用いて、この問題に関する文献のリストを作成した。 2.1の問題について徳倫理学の視点を踏まえての検討 1の問題を考えるに当たり、エンハンスメントという従来の「医療の目的」から外れる実践に医療従事者が携わることの倫理的問題点を考察する必要があった。考察に当たっては、徳倫理学と呼ばれる視点からの分析を欠くことができない。そのため、生命倫理学領域における徳倫理学研究の第一人者である豪州モナッシュ大学のオークリー教授のもとで、意見交換、及び、文献の収集を行った。 3.1、2の成果を関連学会等において発表し、その成果を国内外の学術雑誌に投稿する 1、2の成果について、その一部は、11月の日本生命倫理学会で「エンハンスメントと医療化に関する生命倫理学的考察」というタイトルで発表した。その内容を、論文「ニューロエンハンスメントが医療として行われることの倫理的問題」としてまとめ、投稿した。 また、1、2の成果の一部は、2nd Horiba-GABEX International Conference-Facing the Global Challenges in Bioethicsという国際会議において、"Conceptual and Moral Difference between 'Enhancement' and its Related Concepts"と題して発表を行った。
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