研究分担者 |
小口 高 東京大学, 空間情報科学研究センター, 助教授 (80221852)
田村 均 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (40201628)
斉藤 享治 埼玉大学, 教育学部, 教授 (60170495)
ZBIGNIEW Tay ポーランド科学アカデミー, 地理学研究所, 準教授
STANISLAW Mi ポーランド科学アカデミー, 地理学研究所, 教授
JACEK Wan ポーランド科学アカデミー, 地理学研究所, 研究員
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配分額 *注記 |
13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
1999年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1998年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1997年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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研究概要 |
ポーランドにおける歴史的都市・集落の景観変化に関する研究課題を, 次の3つの分担課題にわけてとりくんだ。それらは, (1)都市・集落立地の自然的基盤の分析, (2)都市・集落の歴史的景観の分析, (3)地域構造変化の分析である。 1 都市・集落の立地分析では, 歴史的都市・集落のリストを作成し, 成果をインターネット上で公開した。またヴィスワ川とオドラ川の場合を比較しつつ, 河川沿岸都市の土地条件を分析しその特性を明らかにした。GISを用いて歴史的景観の分布図を作成した。 2 歴史的景観の分析では, おもに旧市街広場の実態調査を中心に歴史的都市の景観構成要素の特質を解明し保存・修景のありかたについて提言した。 3 移行経済下における地域構造変化の分析では, 社会経済システムの転換に伴って地域の構成要素の変化が進展しているが, 国土の空間構造の基本的特徴はなお維持されていることを示した。 4 本研究を通して, 移行経済下のポーランドにおける歴史的都市の景観変化に関する全対象を明確に把握することができた。 5 本研究の成果をふまえて, 研究地域を中東欧3か国(ポーランド, チェコ, ハンガリー)に拡大し, 本研究と同様の視点と調査手法によって研究したい(平成12年度科研費・基礎研究A・海外学術調査として申請中)。
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