研究課題/領域番号 |
09041042
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学(含民族学・民俗学)
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研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
大塚 和義 国立民族学博物館, 民族文化研究部, 教授 (50110078)
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研究分担者 |
池谷 和信 国立民族学博物館, 民族社会研究部, 助教授 (10211723)
岸上 伸啓 国立民族学博物館, 先端民族研究部, 助教授 (60214772)
佐々木 史郎 国立民族学博物館, 民族学研究センター, 助教授 (70178648)
小杉 康 北海道大学, 文学部, 助教授 (10211898)
中川 裕 千葉大学, 文学部, 助教授 (50172276)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
15,500千円 (直接経費: 15,500千円)
1999年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1998年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1997年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
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キーワード | 交易 / 北太平洋 / 先住民 / 銅板紋章 / 露米会社 / 山丹交易 / 鋼板紋章 / 毛皮交易 / 社会変化 |
研究概要 |
ロシア・アムール川流域に重点を置き、当該地域所在の博物館・資料館に所蔵されている資料を実見し、いわゆる山丹交易によって大陸から日本にもたらされた品物の対価として、日本から大陸に渡った「もの」の痕跡を調査することに主力を注いだ。具体的には、山丹交易を担ったウリチを中心にアムール川流域の先住民の交易について、ニコラエスク・ナ・アムーレ、ボゴロドスコエおよびブラワ、ハバロフスクなど、流域各地の資料館・博物館の所蔵資料について、写真撮影、計測、作図の作業を行うとともに、村の古老から聞き取り調査をおこなった。その結果、予想以上に物質資料を探し出すことができ、物流の実態解明についての基礎資料を得ることができた。ことに大量の日本製の漆器や鉄製品などの存在を確認できたことは大きな成果である。日本・中国・ロシア3国が奪うかたちで彼らのもとに進出し、支配下においていった過程を把握できたことが、本調査の成果であると考えている。 北米においても、現地博物館、先住民のコミュニティセンターなどを訪問し、カナダ北西海岸先住民の交易品について撮影・計測などを行うとともに、調査資料について、直接、現地の先住民から聞き取りを行い、多くの文献資料を入手した。 なお、本調査研究の成果を、国立民族博物館で2001年秋以降に開催予定の特別展「北方先住民の交易と工芸(仮称)」において広く一般に公開する計画である。
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