研究課題/領域番号 |
09041045
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学(含先史学)
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研究機関 | 奈良県立橿原考古学研究所 |
研究代表者 |
樋口 隆康 奈良県立橿原考古学研究所, 奈良県立橿原考古学研究所, 所長 (30025035)
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研究分担者 |
河上 邦彦 奈良県立橿原考古学研究所, 調査研究部, 部長 (80271584)
前園 美知雄 (前園 実知雄) 奈良県立橿原考古学研究所, 資料室, 室長 (00250358)
橋本 裕行 奈良県立橿原考古学研究所, 調査第二課, 主任研究員 (80270776)
卜部 行弘 (ト部 行弘) 奈良県立橿原考古学研究所, 調査第一課, 主任研究員 (70260370)
岡林 孝作 奈良県立橿原考古学研究所, 調査第一課, 主任研究員 (80250380)
王 世和 西北大学, 教授
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
1999年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1998年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1997年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | 皇帝陵 / 皇后陵 / 前漢 / 唐 / 山陵 / 石刻 / 陵園 / 中国 / 唐祖陵 / 唐陵 / 陝西省 / 前漢陵 / 前漢陵墓 / 金代王陵 |
研究概要 |
1平成9年度 平成9年度は前漢陵調査を実施した。また類例調査として北京市金陵、河南省前漢王墓の踏査を行った。 前漢陵の調査は11月に行い、前漢陵11基、前漢王陵4基を踏査した。調査方法は陵に関連する地上遺構の悉皆踏査を基本方針とし、現状を記録した。記録方法は、写真撮影、実測、観察に基づく三種類である。これにより、皇帝陵と皇后陵、陪葬墓の位置関係が明らかとなり、山陵型式の覇陵を除く10陵がおおよそ同じ設計理念で造営されていることが判明した。 2平成10年度 平成10年度は唐陵調査を実施した。5月と10月に延べ1ヶ月間にわたって陝西省内の唐陵12基、隋陵1基、北周陵1基を新規踏査した。さらに踏査記録の遺漏・不備を補うために、平成11年3月に唐陵9基の補足調査を行った。調査方法は昨年度と同じ方式をとった。詳細な測量は実施できなかったが、必要に応じてG.P.Sを利用して地形図への記載を図り、空間把握に努めた。また、昨年度と今年度の踏査時に採集した瓦、磚などの遺物の整理を行い、採拓、実測、写真撮影を実施した。 3平成11年度 平成11年度は、昨年度に引き続いて唐陵の調査を実施した。10月に陝西省内の唐祖陵2基の新規踏査と唐陵7基の補足踏査を実施した。これにより陝西省内の前漢、北朝、隋、唐の全皇帝陵の踏査を完遂した。調査方法は昨年度と同じ方式をとった。調査記録について整理を行い、データベース化を果たした。また、昨年度に引き続いて踏査時に採集した瓦、磚などの遺物の整理を行い、採拓、実測、写真撮影を実施した。これにより、各陵が同じ設計理念を持ちつつも、独自の陵園設定をしていること、石刻表現が橋陵と泰陵との間で画期があり、全体として写実表現から画一表現へと変化することが判明した。
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