研究課題/領域番号 |
09041058
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
梶田 孝道 一橋大学, 社会学部, 教授 (10133357)
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研究分担者 |
中野 裕二 駒沢大学, 法学部, 助教授 (10253387)
稲葉 奈々子 パリ第7大学, 大学院, 博士課程
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 統合 / 移民 / 外国人 / 第二世代 / サンパピエ / 国籍 / 多文化主義 / HLM / 非合法滞在 / 同化 / 不法滞在 / アンセルシオン |
研究概要 |
1. 大都市圏における移民の現状把握とその社会的統合政策の試みの把握。大都市圏の郊外の移民第二世代を中心とした社会問題が多発する中で、移民第二世代の中から新たな革所の試みがなされており、そうした多様な試みをさぐることに努めた。また1980年代の移民第二世代の社会運動(ブールの運動)が、1990年代後半になって、どのような形で変化したのかを把握することに努めた。そこでは、80年代の激しい社会運動から第二世代の自動努力、政治参加、制度化などの新しい形態への移行が認められた。 2. 国籍法の改正をそれに伴う移民の政治参加の形態との問題点の把握。保守政権による移民規制(パスクア法、ドブレ法)がなされ、1997年の社会党政権の成立により、このバスクア法、ドブレ法への対応が注目されていたが、シュベータマン法という形で、再度改正がなされた。こうした新しい状況に関する資料の収集を行なった。また、こうした作業を通じて、フランスにおける国語をめぐる現状を論争について把握に努めた。また、近年のフランスでキーワードとなりつつある「フランス型多文化主義」に関する識者の意見収集を行なった。 3. 不法滞在者(サンパピエ)に対する支援と排除の両面からフランス社会の統合能力の状況と問題点の把握。移民支援団体への聞き取り調査を中心とし、不法滞在(サンパピエ)の運動及び、彼らへの支援の状況の把握に努めた。また、上記の移民第二世代(ブール世代)の社会問題とサンパピエの合法化を求める運動との関係と不連続性の分析に努めた。
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