研究課題/領域番号 |
09041067
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 名古屋大学 (1999) 神戸大学 (1997-1998) |
研究代表者 |
北原 淳 名古屋大学, 経済学部, 教授 (30107916)
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研究分担者 |
山根 真理 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (20242894)
藤井 勝 神戸大学, 文学部, 助教授 (20165343)
山中 美由紀 龍谷大学, 社会学部, 助教授 (90158246)
小林 和美 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (90273804)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1997年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 韓国 / 農村社会 / 都市=農村関係 / 家族関係 / 就業構造 / 門中 / 祭祀構造 / 高齢者家族 / 韓国村落構造 / 家(チブ) / マウル / 伝統文化 / 近代化 / 高齢化社会 / 地域社会 / ネットワーク / 家族 / 近郊農村 / 両班 / 書院 / 同族 |
研究概要 |
(1)村落社会を全体社会との関係からとらえるため、特定集落の集中調査および特定集落をこえる広域調査を平行して行った。 (2)韓国大丘広域市近郊農村で特定集落の悉皆調査を行い、この過程で、日本の封鎖的傾向のある自然村と比較して、都市との関係を断ち切らず、地域ネットワークをもつ村落構造の特殊性が明らかになった。 (3)特定集落の調査データの集計整理作業を行い、その一部は『韓国村落社会における基層構造と変化』という研究資料として簡易印刷に付し、広く公開した。その中で、兼業農家が少なく子弟のチブ継承観念が弱く、子弟の都市別居志向を親も勧めていること、親族関係を超える村内結合が意外と弱くルースなこと、等の特色が明らかになった。 (4)特定集落を超える広域調査では、家族調査では直系家族的世帯が少ない分、老齢夫婦・独居世帯の比率が高く、また夫婦関係では、家事分担に対して、日本の妻による一方的な感謝とちがい、韓国では夫婦双方が感謝しあう傾向が強い、等の興味ある事実が明らかとなった。
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