研究分担者 |
金山 紀久 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (00214445)
糸原 義人 山口大学, 農学部, 教授 (10168396)
今井 蔵 (今井 らい蔵 / 今井 金雷蔵) 徳島文理大学, 家政学部, 教授 (30032072)
万 里 鳥取大学, 農学部, 外国人研究者
仙北谷 康 鳥取大学, 教育地域科学部, 助教授 (50243382)
LI Wan FACULTY OF AGRICULTURE, TOTTORI UNIVERSITY, FOREIGN RESEARCHER
SHAFFER Stev 米国カルフォルニア州食料農業省, 研究員
WESTOVER Lay 米国テキサスA&M大学, 工学部, 助教授
CHAG Tong Se マレーシア農業省, 技術普及部, 研究員
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配分額 *注記 |
23,100千円 (直接経費: 23,100千円)
1999年度: 8,400千円 (直接経費: 8,400千円)
1998年度: 8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
1997年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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研究概要 |
本調査研究は情報伝達環境条件の高度化と普及の進展に対応して、インターネットによる生鮮食料品の国際貿易システムの策定を目指し、青果物取引に必要な品質評価に関する国際間統一基準の条件整備を行った。この3年間の研究期間に次のような調査班を設け現地調査を実施した。 第1年目:マレーシア,オーストラリア,欧州,北米の各調査班を構成し,各班では調査都市の青果物の流通システムをはじめ,酸度・糖度等を計測し,食味・商品特性を明らかにした。研究成果は「11.研究発表欄」の(3)参照。 第2年目:欧州,中国,北米,その他調査班を構成し現地調査を行った。調査国の野菜果物の生産地調査と共に流通の現状と各種卸売市場取引方式について詳細に調査した。この研究成果は研究発表欄の(4),(5),(9)に示すように関係学会に発表済みである。 第3年目:欧州,北米,中国,オーストラリア,韓国の各調査班を構成し,現地の青果物の生産・流通の現状を明らかにすると共に品質特性について調査分析した。その結果は研究発表欄の(10),(11),(13),(14)のように学会誌に発表済み(受理)である。 これらの現地調査では主要国の青果物流通の特質を明らかにすると共に,青果物固有の特性を明らかにし,国際交易にとって必要となる国際間取引のための規格,基準統一の為の基礎資料を得ることができたものと考える。また,青果物の輸送,流通は,当該国の取引慣習に,流通システムを対応させた社会・産業基盤の上に確立された経済合理性の凝縮体でもあり,本来的な流通システムの在り方と密接な関わり合いを有することを明らかにした。 更にこれらの現地調査班と並行して,わが国の卸売市場を対象に,「写真による値決め実験」を試みた。この値決め実験の結果,写真・画像及び添付される適切な数値情報により,値決めの評価が可能であることを確認することができた。この分析結果は研究発表欄の(8)を参照。
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