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帰国留学生の追跡調査:台湾、韓国、中国及び米国における事例研究

研究課題

研究課題/領域番号 09041076
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関武蔵工業大学 (1999)
慶応義塾大学 (1997-1998)

研究代表者

岩男 寿美子  武蔵工業大学, 環境情報学部, 教授 (20051360)

研究分担者 萩原 滋  慶應義塾大学, メディア・コミュニケーション研究所, 教授 (70134343)
研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード帰国留学生 / 追跡調査 / 事例研究 / 中国 / 台湾 / 韓国 / 米国 / 異文化適応 / 面接調査
研究概要

本研究の主たる目的は、1975年または1985年当時、日本各地の大学に留学生として滞在し、その後帰国した人々をそれぞれの国に訪ねて詳細な面接調査を行い、日本留学経験が帰国後の生活にどのような形で活用され、どのような問題をはらんでいるかを明らかにすることである。調査対象としては、日本留学生の中でも多数を占める中国、韓国、台湾の3ヶ国、留学という形の人物交流で日本とのインバランスが問題になっている米国の4ヶ国を取り上げた。私たちは1995年から96年にかけて在日留学生及び帰国留学生を対象とする大規模な質問紙調査を実施しており、その中で、将来に計画された面接調査への協力の意思を表明した回答者の中から候補者を選んで依頼状を送付し、その回答を待って日程の調整をしたうえで各国での現地調査を実施した。
実際にインタビューした元留学生数は、1997年度に訪問した韓国が28名、台湾が29名、1998年度に2度にわたって訪れた中国が23名、1999年度に出向いた米国が13名、計93名である。この他、留学終了後もさまざまな理由で日本に残り生活している人たちに関しても、別途、面接を行っている。被面接者たちは、それぞれに日本留学の動機や目的、滞日経験の内容、帰国後のキャリアや日本との結びつきなどを異にしているが、概して日本での留学経験を肯定的に評価している様子が伺われた。もともと日本での留学経験を肯定的に捉えている人たちが私たちの面接依頼を引き受けた可能性は否定できないが、それでも日本社会の閉鎖性や留学制度に対してかなり批判的な声が聞かれた。3年間の研究成果を報告書にまとめるに際して、各国の日本留学経験者の中から38名を事例として選び出して、その経歴や日本に対する見方などを紹介すると共に、日本の留学制度をめぐる問題点について詳しく検討した。

報告書

(4件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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