研究分担者 |
ALBACH Horst ベルリン フンボルト大学, 経済学部, 教授
藁谷 友紀 早稲田大学, 教育学部, 助教授 (20267462)
永井 裕久 筑波大学, 大学院・経営・政策化学研究科, 助教授 (10266215)
佐野 陽子 東京国際大学, 商学部, 教授 (10051210)
中山 和久 早稲田大学, 法学部, 教授 (80063452)
HORST ALBACH ベルリンフンボルト大学, 経済学部, 教授
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研究概要 |
本調査研究の目的は,社会科学系研究者評価のためのモデルを構築することである。研究者及び専門家という個人レベルでの評価モデルの構築を調査目的の基礎に設定しつつ,評価対象をプロジェクトレベルでの評価,組織・機関レベルにおける評価のあり方も調査目的の射程内に設定している。なお,対象別視点だけでなく,当然のことながら,事前評価,経過的評価,事後的評価のような時間的要素を考慮した調査研究も進めている。 実際,報告書の作成段階では,評価モデルの構築を進めるうえで上述以外の重要な分析視点が以下のように整理され,研究が進められた。 (1) 評価システムの運営・管理体制,組織・経営の効率性,人的資源システム, (2) 研究助成資源の合理的配分,教育・研究の活性化・独創性・創造性,人的資源管理, (3) 社会技術・手法の適用,評価の社会・経済的位置づけと政策的合意,である。 研究調査対象国として設定した国は,これまで取り上げられることの少なかった,欧州である。その中でもフランス及びドイツを調査対象国にし,ヒアリング調査を進めた。フランスでは,評価対象別(レベル)の視点を考慮しマクロレベルからミクロレベルまで,CSRT,CNE,CNRS,LEST等を訪問調査機関に設定し,ヒアリング調査を行った。ドイツの場合も同じである。 なお,アメリカ人研究者の協力も得て,アメリカの特に大学教育機関内における教員評価システムに関する情報も入手でき,当研究フレーム内でフランス及びドイツにおける評価システムとの比較,考察・検討を進めることができたと思われる。(本報告は,今年度9月頃に書籍として出版する予定である)
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