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インドにおける新たな階級の抬頭とカースト・システムにおける「差異化」の動態

研究課題

研究課題/領域番号 09041085
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分学術調査
研究分野 文化人類学(含民族学・民俗学)
研究機関愛知大学

研究代表者

杉本 一郎  愛知大学, 文学部, 教授 (40079380)

研究分担者 パンダ G. B.  インド中央政府, 地域開発委員会, 副アドバイザー
三上 勝也  神戸女学院大学, 文学部, 教授 (10068752)
山本 剛郎  関西学院大学, 社会学部, 教授 (90068742)
G.B.パンダ  インド中央政府, 地域開発委員会, 副アドバイザー
パンダ G.B.  インド中央政府, 地域開発委員会, 副アドバイザー
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1998年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1997年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
キーワード宗教信仰 / 階層 / 階級 / 産業化の方向 / 新中間層 / 近代家族 / 権力組織 / 威信 / 日系企業 / カースト媛 / カースト間移動 / 都市他 / カシュー・ナット産業 / 産物の流通ネット / 植民地化の影響 / カーストと分業 / カースト・システム / 都市化 / 信念・文化体系 / アンデンティティの形成 / 階層構造 / 企業文化の変容 / カッシュナッツの大規模経営 / 観光産業の変化
研究概要

本研究はインドにおける産業化の進展にともなって抬頭した新たな階層,つまり新たな階級の出現と形成の過程を明らかにし,かつその過程が伝統的インドのカースト・システムにどのような影響を及ぼしているか,さらにこの階級とカーストの交錯が新たな階層序列の構造化を促しているか否かを明らかにすることを目的とした.以下に各々の調査が発見したこと,明確にしたところを整理する.
(1)第一報告(報告書第1章)において,対象社会マプサ・タウンの階層現象は多様であるが,産業化の展開,その方向性は明確ではなく,依然としてカースト・システムはこの社会の構造化要因として有力であった.とはいえこの地特有の宗教信仰分布(キリスト教徒総人口の1/4)が旧来の階級関係の変動を促進するものであることが明らかとなった.
(2)日系企業の従業員の意識及び態度の調査をおこなった第2報告(第2章)は,この調査をまとめたものだが,そこでは「徐々に」ではあるが新たな中間層の抬頭している模様を明らかにしている.
(3)<地方「中間層」の家族生活>の第3論文は日系企業の社宅居住世帯に焦点をあてた.特に中間層のライフスタイルや考え方,価値指向までも含めた生活全体の解明を目指した.明らかになったことは,都市的とさえいえる中間層の発見,かつその家族の日常生活のうちに,近代的家族の諸規範の形成されつつある状況を浮彫りにした.

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山本剛郎・三上勝也: "現代インド社会の変動過程"ミネルヴァ書房. (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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