研究課題/領域番号 |
09041115
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究分野 |
超高層物理学
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研究機関 | 国立極地研究所 |
研究代表者 |
江尻 全機 国立極地研究所, 資料系, 教授 (30013692)
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研究分担者 |
堤 雅基 国立極地研究所, 研究系, 助手 (80280535)
岡田 雅樹 国立極地研究所, 情報科学センター, 助手 (40270425)
田口 真 国立極地研究所, 南極圏環境モニタリング研究センター, 助教授 (70236404)
岡野 章一 国立極地研究所, 研究系, 教授 (10004483)
麻生 武彦 国立極地研究所, 北極圏環境研究センター, 教授 (10026255)
行松 彰 国立極地研究所, 研究系, 助手 (70260007)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1997年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | オーロラ・大気光 / オーロラダイナミックス / 大気波動 / 地球磁気圏 / 機械超高層大気 / イメージング / テレサイエンス / 極域超高層大気 |
研究概要 |
1996年に南極点基地に設置された超高感度全天イメージャ(ASI)に、昨年に引続き、1998年南半球冬期にらいても稼働する事が出来た。人工衛星を経由してのインターネットを使用し、基本的なオペレーション・コマンドの送出と、1日数枚のクイック・ルック画像の取得を行って、正常な機器の運用を行うことが出来た。但し、全データは光磁気ディスクに蓄積されているのでそのデータ回収、さらに1年毎の機器メンテナンス(感度較正、テープ装置の設置、焦点調整等)の為、1998年11月に田口をアムンセン・スコット南極点基地に派遣した。南極域での輸送等については、国立極地研究所と米国科学アカデミィー(NSF)との協定で米国南極観測事業の一環として実施された。田口は12月初旬所期の作業及び現地支援要員の訓練も終え無事帰国した。昨年得られたデータから、昼間側カスプ/クレフト帯のオーロラの動きと高エネルギー粒子の動きの新しい観測事実が明らかになってきた。その解析結果は、江尻により第25回欧州光大気科学国際会議で発表し(1998年9月)、さらに海外の共同研究者マイク・テーラー博士と得られた結果についての検討会を持つことが出来た。同会議で麻生は、南極点との共役にあたる北極域でのオーロラ観測結果とそのオーロラの立体構造の再構成法と成因について発表した。磁気圏全体のダイナミックスの視点で南極点での観測結果を見る必要がある。その全体計画等は、江尻により1998年7月名古屋で開催されたCOSPARでも発表された。さらに共同研究者による研究成果発表は米国地球物理連合年次大会をはじめ多数あり、近々成果報告書として出版する予定である。一昨年の全データはホームページhttp://www.nipr.ac.jp/〜asi-dp/にて全世界の研究者に公開されている。
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