研究課題/領域番号 |
09041123
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
梶内 俊夫 東京工業大学, 工学部, 教授 (30016555)
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研究分担者 |
日野出 洋文 東京工業大学, 工学部, 助教授 (50165130)
大即 信明 東京工業大学, 工学部, 教授 (40211106)
牟田 博光 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (70090925)
川崎 順二郎 東京工業大学, 工学部, 教授 (40016556)
新山 浩雄 東京工業大学, 理工学国際交流センター, 教授 (70016533)
持丸 義弘 東京工業大学, 工学部, 教授 (90092577)
上田 光宏 東京工業大学, 工学部, 教授 (50016789)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1998年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1997年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | 発展途上国 / 高等教育 / 研究協力 / 教育支援 / 工学系教育 / 遠隔通信システム / 人材育成 / リージョナルシンポジウム / 高等教育プロジェクト / ASEAN / 学生交流 |
研究概要 |
アジアの発展途上国の高等教育の現状について、フィリピン、タイ、インドネシア各国に延べ10名を派遣し調査研究を行なった。また、タイ・Thammasat Univ.Dr.Utuya Weesakul氏を招聘し、タイ国における高等教育の現状と将来展望について情報を収集した。この2年間で、フィリピン、タイ、インドネシア、マレーシア、中国、韓国、シンガポールについて高等教育の現状をほぼ理解するに至った。また、日本の支援インパクトとして、タマサート大学(jica)、PPC、KMITL、HEDS、UI、中国等についてケーススタディを行なった。支援の形態として、各国の学会組織のレベルアップとしてのRegional Symposium (化学工学、電気・電子工学、土木工学)への支援、遠隔通信システムを通じた支援、教官の昇進制度に沿った効果的支援、底辺拡大および若手人材の育成を視野に入れた学生交流等について調査研究ならびに具体的行動をおこし、それについて検討した。 最近のアジアの経済状況の悪化ならびに優秀な人材が欧米に流れている状況において、我が国が効果的な支援を行なうには、横断的かつ柔軟で総合的・長期的視野に立つ必要性がある。本研究課題に参加した教官の多くは、長年にわたり発展途上国への研究・教育に寄与してきており、専門を通じて各国にヒューマンネットワークを形成してきている。それをベースにした一層の支援のためにはベテラン教授の長期派遣、学科・研究室の海外ブランチ構想、遠隔通信システムを利用したリアルタイムの研究指導・討論などに積極的に取り組むベきである。 以上の諸点を最終報告書としてまとめあげている。
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