研究課題/領域番号 |
09041126
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
伊永 隆史 徳島大学, 総合科学部, 教授 (30124788)
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研究分担者 |
村田 勝夫 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (60028206)
村田 明弘 (村田 明広) 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (20143373)
水野 建樹 工業技術院, 資源環境技術総合研究所, 次長(研究職)
山田 悦 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (30159214)
揚 屹 中国北京化工大学, 応用化学系, 副教授
張 新祥 中国北京大学, 化学学院, 副教授
池田 早苗 徳島大学, 工学部, 教授 (20035801)
胡 敏 北京大学, 環境科学中心, 副教授
楊 屹 北京化工大学, 応用化学系, 副教授
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
14,600千円 (直接経費: 14,600千円)
1999年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1998年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
1997年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
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キーワード | パッシブサンプラー / 東アジア / 微量物資 / 有害物資 / 酸性大気汚染物資 / 風洞装置 / 酸性雨 / モニタリング / 微量物質 / 有害物質 / 酸性大気汚染物質 / 中国 / 簡易測定 / 大気汚染 / 硫黄酸化物 / 窒素酸化物 / イオウ酸化物 / チッ素酸化物 |
研究概要 |
平成9年度は、1995〜1996年度の国際共同研究により開発試作したトリエタノールアミン(TEA)吸収法に基づいたYanagisawa方式SOxパッシブサンプラーの中国都市部への適用機能など特性評価を行った。具体的には、北京周辺、瀋陽周辺、上海周辺、重慶・武漢周辺、広州周辺の5箇所で最適なSOxパッシブサンプラーを選び、既存のNOxパッシブサンプラーと組み合わせて試験的にデータの収集・集積を行った。 平成10年度は前年度に選定した最適なSOx、NOx測定用のパッシブサンプラーについて、実際の使用時に起こった問題点を洗い出し、瀋陽周辺等の中国寒冷地への適応を念頭に置いて、TEA凍結対策とパッシブサンプラーのSOx、NOxを吸収性能について機能評価を行った。同時に、亜熱帯に近い広州周辺でも、温度、湿度等を十分配慮に入れながらパッシブサンプラーによりSOx、NOxを測定する場合の特性評価を試みた。 平成11年度はSOx、NOxパッシブサンプラーの組み合わせによる酸性大気汚染物資モニタリング方法について、標準となる操作マニュアルの確立のみならず、周辺のメンテナンス技術などの整備を将来行うため、中国環境科学研究院等で一連の分析操作を通して諸検討を行った。SOx、NOx簡易測定データの用途の一つとして、これまで中国各地で測定、集積した酸性大気汚染物資のデータを用い、中国5大都市部における呼吸器系疾患の羅患率との相関、および日本海沿岸部の酸性雨、酸性雪との相関などについて、詳細な解析・評価を試み、さらにこの学術的調査の成果を中国に代表される発展途上国へ本格的に技術移転するための総合判断を実施した。
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