研究分担者 |
阿部 剛史 北海道大学, 総合博物館, 助手 (00301929)
小亀 一弘 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80215219)
堀口 健雄 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20212201)
川口 栄男 九州大学, 農学部, 助教授 (50195054)
PHANG Siew M マラヤ大学, 高等研究院, 助教授
鯵坂 哲朗 京都大学, 大学院・農学研究科, 助手 (40144349)
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配分額 *注記 |
15,100千円 (直接経費: 15,100千円)
1999年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1998年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1997年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
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研究概要 |
1.マレーシアから生育を初めて確認した種のうち、下記の種については形態学的観察を主とした論文を取りまとめた(印刷中):Hildenbrandia rubra(ベニマダラ科),Kappaphycus cottonii,Solieria anastomosa(ミリン科),Gracilaria multifurcata,G.tenuistipitata,Gracilariopsis bailiniae(オゴノリ科),Martensia australiS,M.fragiliS,Zellera tawallina(コノハノリ科)及びHerposiphonia pacifica,H.vietnamica,Neosiphonia flaccidissima,Polysiphonia scopulorum(フジマツモ科)。 2.紅藻フジマツモ科のヒメゴケ属の1種を新種Herposiphonia elongata Masuda et Kogameとして記載した(印刷中)。 3.紅藻ムカデノリ科の日本産の種群とマレーシア産種群を含む分子系統解析によって、いくつかの興味ある知見が得られている:1)Halymenia属はよく纏まった種群で、Cryptonemia属と近縁である;2)日本産マツノリ・コメノリ・マタボウはキョウノヒモ属Synkoraenaと単系統になる;3)マレーシア産、大西洋産および日本・中国産ムカデノリGrateloupia filicinaはそれぞれ異なった3種である可能性が高い(投稿中)。 4.紅藻フジマツモ科ソゾ属の1種Laurencia pannosaから2種類のセスキテルペノイドの新規化合物が得られている(原稿準備中)。 5.褐藻ホンダワラ科については8種の特徴を明らかにした(論文は印刷済み):Sargassum baccularia(Mertens)J.Agardh,S.binderi Sonder,S.cinereum J.Agardh,S.myriocystum J.Agardh,S.oligocystum Montagne,S.polycystum C.Agardh,S.siliquosum J.Agardh,S.stolonifolium Phang et Yoshida。
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