研究課題/領域番号 |
09041136
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究分野 |
蚕糸・昆虫利用学
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研究機関 | 東京農工大学 (1998) 北海道大学 (1997) |
研究代表者 |
黄色 俊一 (1998) 東京農工大学, 農学部, 教授 (80015081)
中田 徹 (1997) 北海道大学, 農学部, 教授 (80001436)
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研究分担者 |
RAO P. R. M. インド CSRT1, 多化性蚕研, 室長
鐘 伯雄 中国淅江大学, 蚕学系, 副教授
伴野 豊 九州大学, 農学部, 助教授 (50192711)
村上 征勝 統計, 数理研究所・地域統計, 教授 (00000216)
小林 正彦 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (60162020)
ZHONG Bo-Xong ZhejiangUniv. (China) , Dept.of Seric., Assoc.Prof.
RAO P.R.M. インド, CSRTI・多化性, 研究室長
黄色 俊一 東京農工大学, 農学部, 教授 (80015081)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
8,400千円 (直接経費: 8,400千円)
1998年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1997年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | カイコ / 地域品種 / 繭型分析 / 品種分化 / 遺伝分析 / クワコ / Bombyx mori / 蚕品種 / 遺伝的分化 / シルクロード / 野生種 / Bombyxmcri / カイコ Bombyx mori / 遺伝子分析 / 高温耐性 |
研究概要 |
主要な養蚕国におけるカイコの保存品種について、遺伝学的調査を行い、併せて野蚕(クワコ)の採集とその染色体数や形質調査などを試みた。 タイおよびインドでは、研究所、大学、民間会社、さらに農家などに保存されている非休眠多化性蚕品種の遺伝学的調査を行い、熱帯地域特有の高温耐性をもつ多くの品種の遺伝的・生理的特徴の相違を確認した。中国およびウズベキスタンでは、浙江省を中心に現在最も盛んに養蚕が行われている地域の蚕品種、中国からシルクロードとしてカイコが拡散していったと考えられている中央アジアとの関係などについて調査検討した。中国では1化性から多化性まで多くの蚕品種が保存されているが、ウズベキスタンでは1化性がほとんどである。これは気候の制約によるためで、その後養蚕が広まった欧州も1化性蚕品種が主になったようである。韓国ではすでに養蚕は衰退したものの、朝鮮半島特有の3眠蚕について調査することができた。また、ブラジルでは古くはイタリアから養蚕技術が導入されたことから、特有の蚕品種の探索をしたが、その後日本から導入された生産効率のよい蚕品種に変わり、イタリア系の蚕品種は見出せなかった。 いずれの国においても、遺伝子資源の国外への持ちだしは禁じられている。カイコは、産業昆虫として各国でとくに重要視されている。しかし、遺伝情報の交換は可能であることから、本研究で得られた情報などは、データベースとして構築するつもりである。十分な解析や利用にはかなりの時間がかかるが、着実に進展している。
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