研究課題/領域番号 |
09041148
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人類学(含生理人類学)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
石田 貴文 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (20184533)
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研究分担者 |
植田 信太郎 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (20143357)
TIWAWECH Dan 国立がんセンター, 研究部, 研究員
SOEMANTRI Au ディポネゴロ大学, 医学部, 教授
MOHD Nizam I マレーシア理科大学, 医学部, 助教授
POOKAJORN Su シラパコン大学, 考古学部, 教授
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
9,900千円 (直接経費: 9,900千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1997年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 東南アジア / 細胞バンク / DNAバンク / ancient DNA / 白血病 / マラリア / ミトコンドリア / DNAマーカー / LHON / 狩猟採集民 / Tリンパ腫 / 遺伝学 / 人類学 |
研究概要 |
近年発達した生命科学の手法を用い、熱帯地域に見られる低身長、マラリア抵抗性といった現象を、遺伝的多様性の観点から細胞・分子レベルにおいて検索し、遺伝的適応か否か明らかにするとともに、ancientDNA解析からそれらの起源を探ることを目的とした。また、遺伝情報の保存と言う観点から、細胞株の樹立をおこない、既に樹立している少数民族の細胞株と合わせ「民族の細胞銀行」形作ることを目指した。 1.集団調査としては、タイ北部山岳民族のアカ・リス族、非定住性狩猟採集民ムラブリを調査の対象とし、それぞれ200人、50人、100人の採血をおこない、ウイルス感染・血液型・DNA多型をしらべた。細胞株化については、300株を得た。 2.3日熱マラリア原虫のレセプターであり抵抗性と関連するダフィー血液型抗原に関しては、血清・分子型判定をおこない、血清判定の不備を指摘するとともに、アジアにおけるFy対立遺伝子の存在を否定した。 3.インドネシアにおいて卵形赤血球症とマラリア種との関係を調べ、その低抗性と原虫種との関連を否定した。 4.EBウイルス陽性Tリンパ腫におけるウイルス亜型の検索と、宿主側の遺伝的背景の検索を開始した。
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