| 研究課題/領域番号 |
09041177
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| 研究種目 |
国際学術研究
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 応募区分 | 学術調査 |
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| 研究分野 |
化学系薬学
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| 研究機関 | 富山医科薬科大学 |
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研究代表者 |
門田 重利 富山医科薬科大学, 和漢薬研究所, 教授 (90115163)
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| 研究分担者 |
QUI Tran Kim National University of Ho Chi Minh City, Professor
小松 かつ子 富山医科薬科大学, 和漢薬研究所, 助教授 (50225570)
済木 育夫 富山医科薬科大学, 和漢薬研究所, 教授 (80133776)
BAY Nguyen T Univ. of Med. & Pharm., CTRTM, Vice Direc
難波 恒雄 富山医科薬科大学, 和漢薬研究所, 名誉教授 (90028837)
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| 研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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| 研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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| 配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1998年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1997年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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| キーワード | 伝統医学 / 癌転移 / 肝臓疾患 / ベトナム桂皮 / Alpinia blepharocalyx / Combretum quadrangulare / Orthosiphon stamineus / ミャンマー黄連 / ベトナム人参 / 糖尿病 / Combretum guadrangulare / 三七人参 |
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| 研究概要 |
1.国外での調査
1)平成9年度はベトナムの伝統医薬学の歴史と発展状況、薬草栽培、伝統薬物を利用した製剤等について調べる目的で、ハノイやホーチミンにある薬物研究所、伝統医学研究所、医薬学大学並びに附属薬用植物園、病院などを訪問した。また、地方の特徴的伝統薬物及び薬用植物を調べる目的で、9年度に北部のサパやクックフェンおよび中部のダラット、10年度には南部のアンギャン省及び中部のカンナン省で調査した。北薬と南薬を合わせて約650点の薬物を蒐集した。植物は約350種収集した。ベトナム桂皮、人参類、沈香については栽培状況、加工方法、品質などを調べた。さらに伝統医学協会や寺院の医療活動も調査した。
2)ミャンマーではヤンゴン及びマンダレーで伝統医薬学の概要を把握した後、薬物調査を行い、約100点の生薬を入手し得た。タイ産生薬は46点を蒐集した。
2.国内での調査
1)ベトナム、タイ、ミャンマーで蒐集した生薬の整理、同定とリストを作成した。
2)各生薬の水及びメタノールエキスを作成し、肝臓保護作用および癌転移阻止作用を指標にして活性成分の検索を行った。Combretum quadrangulareの薬のメタノールエキスはD-GalN/LPSで誘発した肝障害を抑制した。また、高肝転移性の大腸癌細胞colon26-L5carcinoma細胞に対して細胞毒性を示した。このエキスより、28種の新化合物を含む40種の化合物を単離、構造決定した。このうち、数種のトリテルペンにはD-GalN/TNF-αで誘発した初代培養肝細胞に対して強い肝保護活性を示した。また、本植物の種子からも肝臓保護作用を示す活性成分を構造決定した。
Alpinia blepharocalyxの種子よりchalconeまたはflavanone残基に結合した新しい炭素骨格を有するジアリールヘプタノイド類を単離し、構造解析した。一連のジアリールヘプタノイド類は肝臓保護作用の指標の一つであるマクロファージからのNO産生を強く抑制した。また、epicalyxin F及びcalyxin Iと命名した化合物にはヒト癌細胞、colon26-L5carcinoma細胞に強い阻害作用を示した。Orthosiphon stamineusより癌転移抑制作用を示す新規ジテルペン類を単離、構造解析した。
3)ベトナム人参、ベトナム桂皮、ミャンマー産黄蓮の品質評価を行った。
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