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マダガスカルの向神経性天然素材の調査(有毒動物と伝承民間薬)

研究課題

研究課題/領域番号 09041185
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分学術調査
研究分野 化学系薬学
研究機関広島大学

研究代表者

山崎 和男  広島大学, 医学部, 教授 (00034017)

研究分担者 大谷 和弘  広島大学, 医学部, 助教授 (20203820)
ESCOUBAS Pie  財団法人サントリー, 生物有機科学研究所, 研究員
篠永 哲  東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (00013938)
安原 義  東京農業大学, 助教授 (90110444)
中島 暉躬  財団法人サントリー, 生物有機科学研究所, 所長
中嶋 暉躬  財団法人サントリー生物有機科学研究所, 所長
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
14,500千円 (直接経費: 14,500千円)
1998年度: 7,900千円 (直接経費: 7,900千円)
1997年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
キーワードマダガスカル / 向神経性天然素材 / 有毒動物 / 伝承民間薬 / 両生類 / ヒスタミン遊離抑制 / 細胞毒性 / イオンチャネル / 向神経性薬物 / クモ / サソリ / カエル
研究概要

昨年度の調査に引き続いて、植物班は乾期の平成10年11月にマダガスカルを訪問し、首都アンタナナリブにおいて、現地の研究機関と打合せを行ったのち、以下の地域において採集調査を行った。首都の周辺のアンダシベにおいて、主として、Connara科(日本には存在しない科)トウダイグサ科、ミカン科の有毒植物を採集した。ついで、フィアナランツ付近において、ウリ科、ウコギ科、キョウチクトウ科などの植物を採集した。更にイサ口において、ガガイモ科とシクンシ科の有毒植物を採集した。ついで、西海岸のチュレアールにおいて、生薬市場の調査を行い、ノウゼンカズラ科など伝承薬を入手した。更に、トラナロ付近で、connaraceae、ベレンティにおいて、シクンシ科および、Physena科(日本には存在しない科)の材料を採集した。
動物班は両生類が活動する雨期の12月から1月にかけてマダガスカルに入り、アンダシベからタマタブ付近で毒蛙のMantella betsileoと同属のカエルと毒蟻を採集し、南東部のトラナロにおいて別種のMantella属のカエル数種を採集した。
採集した動植物の活性成分研究として、植物材料からは、強い細胞毒性活性、および、ヒスタミン遊離抑制活性を有するエキスを絞り込み、マダガスカル固有種のTerminallia mantalyからヒスタミン遊離抑制活性成分としてフラボノイド3種を単離してその化学構造を決定した。また、Physena科の植物からも強い細胞毒性活性を有する分画を見出した。動物班は昨年度に採集した有毒のゴケグモからイオンチャネルに働く天然毒のポリペプチドを検出した。また同じく、昨年度イサ口で採集したサソリの毒から分子量3千-4千のカリウムチャネルブロッカーの存在を明らかにした。毒蛙からは、Pumillotoxinに代表される数多くのインドリジン、及びキノリチジンアルカロイドを単離して構造を決定した。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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