研究課題/領域番号 |
09041190
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究分野 |
応用薬理学・医療系薬学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
遠藤 仁 杏林大学, 医学部, 教授 (20101115)
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研究分担者 |
五十嵐 隆 東京大学, 医学部, 講師 (70151256)
河合 祥雄 順天堂大学, 医学部, 講師 (40138194)
千葉 百子 順天堂大学, 医学部, 助教授 (80095819)
東原 英二 杏林大学, 医学部, 教授 (00092312)
稲葉 裕 順天堂大学, 医学部, 教授 (30010094)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
9,600千円 (直接経費: 9,600千円)
1998年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1997年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 地域多発性尿路結石 / 腎遠位尿細管性酸血症 / 周期性四肢麻痺 / 突然死 / 低カリウム血症 / 有機アニオントランスポーター / stone belt |
研究概要 |
東アジアのメコン川流域には地域多発型の尿路結石症が存在すると言われ、この地域は“Stone belt"(尿路結石多発地帯)とも呼ばれている。この結石症は他の風土病(腎遠位尿細管性酸血症、周期性四肢麻痺、突然死)との関連が疑われているので、結石症のみならず・他の風土病にも考慮しつつ、その成因の追求を目指した。 2年目の平成10年度はラオス人民民主共和国でフィールドワークを実施した・遺伝因子と環境因子を考慮して2カ所に拠点を設けた。即ち、メコン川に沿った都市ビエンチャン(VT)のMahosot病院とVTから約500Km離れたXiang Khouang(XK)村のPhonesavanh病院においてのフィールド調査をLaosのMahosot病院副院長Dr.Akkavong Kongsapが中心となり1998年9月〜1999年2月に実施した。調査項目は1998年度の本班会議で作成したものに従い約200人を対象に詳細に行われた。同時に超音波検査による結石の診断で石の存在を確認できた患者と各地区の正常対照者の臨床医学データと尿及び食物の採取を行った。これら試料は日本に空輸されて日本の班員の研究室を中心に分析された。結果の詳細は別添作成(予定)の報告集冊子に委ねるが、腎結石は壮年男性に多く、喫煙者やXKでは土地特有のハーブを煎じた“お薬"の愛用者の方が高頻度羅患しており、結石患者の尿中の修酸が高く、クエン酸が低いという極めて興味深い結果が得られた。その上VTとXKとの差異も認められ、遺伝と環境の両因子の更なる解析による成因の追及に当って重要な糸口を見出すことができた。
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