研究課題/領域番号 |
09042006
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | がん調査 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
山下 俊一 長崎大学, 医学部, 教授 (30200679)
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研究分担者 |
高橋 達也 長崎大学, 医学部, 講師 (50304928)
難波 裕幸 長崎大学, 医学部, 助教授 (80237635)
伊東 正博 長崎大学, 医学部, 助教授 (30184691)
ウラジミール・パーシン セルゲイビッチ 長崎大学, 医学部, 客員教授 (80315233)
前田 茂人 長崎大学, 医学部・附属病院, 助手 (40315247)
PARSHIN VA オムニンスク放射線医学研究所, 教授
DEMETCHIK EP ミンスクがんセンター, 内分泌外科, 教授
星 正治 広島大学, 医学部, 教授 (50099090)
PARSHIN Va オムニンスク放射線医学研究所, 教授
FAFANOVA O モスクワ内分泌研究所, 小児科, 医長
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
20,600千円 (直接経費: 20,600千円)
1999年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1998年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1997年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | 甲状腺がん / チェルノブイリ / 放射線 / コーホートスタディ / 原発事故 / 国際医療協力 / コ-ホ-トスタディ |
研究概要 |
チェルノブイリ原発事故後の小児甲状腺がん発生頻度増加機序の解明 チェルノブイリ事故後に、疫学的な調査により、小児甲状腺がんだけ増加が確認された。この頻度増加の原因として甲状腺の放射線に対する反応性の特殊性があると仮定した。この反応特異性が最終的に、甲状腺がんの発症につながるものと推測される。我々は、甲状腺細胞の放射線応答の特異性について、現在、以下の方法を用いて解析中である。 JNK活性;JNKは、外因性ストレスにより活性が誘導されるキナーゼでありアポトーシスや細胞増殖に関与していると考えられている。甲状腺細胞と線維芽細胞のJNK活性を比較すると、線維芽細胞では、放射線によりJNK活性の誘導は認められなかったが、甲状腺細胞では、JNK活性の2〜3倍の増加を認めた。この放射線によるJNK活性増加の細胞内伝達経路を調べたところプロテイン・キナーゼC(PKC)の関与が確認された。(T.Hara et.al.BBRC 1998)さらに、我々は、PKCのアイソフォーム(現在、10種類の存在が確認されている。)のどのアイソフォームがJNK活性に関与しているか解析するために、甲状腺細胞で発現しているアイソフォームを調べたところPKCα、βll,δ、ε、ζが存在することを確かめた。さらにドミナント・ネガティブ型のPKCα、βll,δ、ε、ζを用い、放射線により誘導されるJNK活性抑制について解析した。その結果、PCKδが放射線により誘導されるJNKの活性化に関与していることが明らかになった。現在、PKCがどのような経路によりJNK活性化するかSEK1、NKK4,MKK7に対するPKCδの役割を解析中である。
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