研究課題/領域番号 |
09044006
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
八田 武志 名古屋大学, 情報文化学部, 教授 (80030469)
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研究分担者 |
池田 和夫 高知大学, 人文学部, 助教授 (30202881)
川口 潤 名古屋大学, 情報文化学部, 教授 (70152931)
GEHRING T. Univ.Zurich, Dept.Social Medicine, 助教授
GEHRING Thom Zurich大学, 社会医学部, 助教授
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 家族構造認知 / 異文化差 / シンボル配置技法 / Family Ststem Test / Doll Location Test / 家族メンバーの親近性 / 家族メンバーの階層性 / Family System Test / 家族システム / ストレス状況 / 意志決定 / ファミリーシステムテスト / ドルロケーションテスト |
研究概要 |
本研究はさまざまなストレス状況が生じた家族メンバーがどのように対応するかをスイス人家族と日本人家族で比較し、処理方略の特徴を明らかにすることを目指すものである。ストレス状況下にある家族メンバーが家族構造をどのように認知するかの理解にシンボル配置技法という新しい手法で取り組むことを特徴としている。研究は2つのテーマから構成した。その1はスイスで開発されたシンボル配置技法であるFamily System Testと日本で開発されたDoll Location Testの有用性の検討であり、その2は質問紙法によるストレス状況下での家族の意志決定メカニズムを明らかにするための比較文化調査の実施である。シンボル配置技法についての検討はスイス側研究者および日本側研究者が相互に訪問し合い、シンポジウムの形式で興味のある研究者の参加を求めて、2度開催した。そこでは、Family System Testは3世代家族の割合が多い日本人家族への適用には問題を持つことが判明した。また、家族メンバーでの親近性における世代間境界には文化差があることが明らかとなった。 比較文化調査では、FASTを基盤に作成した質問紙法テストを実施し、家族構造認知の特性と文化が及ぼす影響について検討した。詳細な分析を現在実施中である。
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