研究課題/領域番号 |
09044016
|
研究種目 |
国際学術研究
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
文化人類学(含民族学・民俗学)
|
研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
杉田 繁治 国立民族学博物館, 民族学開発センター, 教授 (40026042)
|
研究分担者 |
谷井 俊仁 三重大学, 人文学部, 助教授 (00242470)
嶋 陸奥彦 東北大学, 文学部, 教授 (30115406)
藤本 幸夫 富山大学, 人文学部, 教授 (70093458)
山本 匡 国立民族学博物館, 民族学開発センター, 助手 (40262381)
朝倉 敏夫 国立民族学博物館, 民族社会研究部, 助教授 (40151021)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
20,200千円 (直接経費: 20,200千円)
1998年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
1997年度: 11,200千円 (直接経費: 11,200千円)
|
キーワード | 東アジア / 家族・親族 / 法 / 歴史 / コンピュータ民族学 / 18世紀 |
研究概要 |
本研究の目的は、18世紀における中国、日本、韓国、ヴエトナムの4か国の刑律及び刑事判例のデータベースを作成し、これをもとにそれぞれの国の家族・親族の構造を析出し比較することにある。 すでに平成7・8年度において、5次にわたるワークショップを行い、史料の特定、それらの解題、語彙集の作成、親族間における殺人の事例に限定し、入力のコード化の議論を進めてきた。 平成9・10年度は、それらをもとに事例の範囲を広めた入力のコード化を比較文化研究に使用できるように再検討し、より汎用性と精度の高いデータベースの作成をめざした。 平成9年度には、中国と合衆国で2回の、平成10年度には、オランダ、ヴエトナム、日本で3回のワークショップを行い、中国、ヴエトナムでは現地研究者との交流と、合衆国とオランダでは私たちの研究に関心をもつ海外の研究者たちとの意見交換を行った。 現時点までに得られた成果の詳細は、成果報告書に収められるが、簡単にその概要を示すと以下の通りである。 1. 東アジア4か国の18世紀の刑律及び刑事判例のテキストを選定し、コンピュータに入力した。 2. 殺人行為を例に取り、その構成要素、加害者、被害者、その関係距離、罰などを分析したデータを作成した。 3. このデータを使用し、どのような関係による犯罪が多いか、コンピュータによるビジュアル表示システムを作成した。 4. 使用した4か国の文献の解題、用語の比較解説をしたグロッサリーを作成した。 5. 文化人類学的観点から親族関係と刑罰に関しての孔札を行った。
|