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中国長白山の巨大噴火年代と渤海に関する年輪年代学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09044018
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分共同研究
研究分野 考古学(含先史学)
研究機関奈良国立文化財研究所

研究代表者

光谷 拓実  奈良国立文化財研究所, 埋蔵文化財センター・研究指導部, 室長 (90099961)

研究分担者 延 〓冬  中国科学院, 応用生態研究所, 研究員
趙 大昌  中国科学院, 応用生態研究所, 名誉研究員
工楽 善通  奈良国立文化財研究所, 埋蔵文化財センター, センター長 (00000472)
代 力民  中国科学院, 応用生態研究所, 研究員
YAN Xiao,dong  Instate of Applied Ecology Chinese Academy of Science, Researcher
ZHAO Da,chang  Instate of Applied Ecology Chinese Academy of Science, Hororai Researcher
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード長白山 / 巨大噴火 / マンシュウカラマツ / 年輪年代学 / ^<14>C年代法 / 渤海 / 長白山(白頭山) / 年輪年代法 / 年輪ネットワーク / 長白カラマツ / チョウセンマツ / 年輪気象学 / 十和田火山灰 / 火山灰 / 火砕流 / 北朝鮮 / 世界自然保護区
研究概要

1.現生のマンシュウカラマツによる暦年標準パターンの作成
本研究の開始前、試行的研究期間中において作成していたマンシュウカラマツの平均値パターン(1836〜1992)を長白山の西麓で採取したコア標本で1804年まで延長できた。しかし、これから古い年代部分については古建造物からの試料が無くこれ以上古く延長する作業は困難と思われる。
2.炭化材による標準パターンの作成
試行的研究期間中に作成した炭化材の平均値パターンは379年分であった。本研究では、これを標準パターンにするために更なる炭化材の収集をおこなう計画であったが、長白山山麓での火砕流堆積物中の炭化材の採取は、中国と北朝鮮との国境付近での緊張関係の勃発や、記録的な大洪水の発生などのため、年輪年代学的検討に耐える良好なものは収集できなかった。
3.長白山のマンシュウカラマツの年輪パターンを青森県下北半島のヒバの年輪パターンが一致していることから、青森ヒバの暦年標準パターンを西暦700年あたりまで、作成できれば、炭化材の年輪パターンを照合が可能となる。その作成作業をおこなった結果、その先端を814年まで延長できた。今後はさらに年輪データの補充とその延長作業を続けなければならない。
4.渤海国の考古学的調差では、長白山山麓に所在する光塔や宝馬古城跡、黒龍江省上京龍和泉府遺跡や博物館を訪ね、当時の遺構構造や出土遺物からわが国の古代都城跡や出土遺物との深い関係を知り得た。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 光谷拓実: "中国長白山の巨大噴火年代に関する研究" 奈良国立文化財研究所年報 1995. 23 (1996)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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