研究課題/領域番号 |
09044025
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
宮崎 久美子 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (20281719)
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研究分担者 |
渡辺 千仭 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (60220901)
木嶋 恭一 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (10134826)
CALLON MICHE 国立鉱山大学, 技術革新社会学センター, 教授
PAVITT KEITH サセックス大学, 科学政策研究所, 教授
HOSPAY MICHA サセックス大学, 科学政策研究所, 教授
RUSH HOWARD ブライトン大学, CENTRIM, 教授
HOBDAY MICHE サセックス大学, SCIENCE POLICY RESEARCH UNIT, 教授
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
17,400千円 (直接経費: 17,400千円)
1999年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1998年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1997年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
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キーワード | 技術戦略 / 複雑システム / 遠隔医療の普及 / 最適開発戦略 / ロボットパラダイム / ソフト援用型 / モバイル通信政策 / 国家的イノベーションシステム / ソフト援用型複雑システム / 複雑性 / 技術マネジメント / 技術経営 / 日欧米比較分析 / 技術革新論 / ニューエコノミー論 / ベストプラクティスマネジメント |
研究概要 |
技術マネジメント、経営システム論、技術政策論、技術経済論、複雑系科学、技術革新社会学に基づいた学際的、先端的分析方法を開発し、相互の比較優位に基づき、分担研究を進め、基本データを収集、分析を実施した。分析、スコープ、方法論を中心に検証評価し、発展分析の枠組みを画定した。日米におけるソフトウェア援用型複合システムとしてロボット産業の国家的イノベーションシステムのパラダイム変化を中心に発展分析を実施した。また、政府、企業、医療などの異なる主体が協力して開発を進めてきた遠隔医療を対象として、複雑システムが構築され、社会へ浸透するメカニズムを解明した。同時に、遠隔医療にみられるように、技術的には普及段階に達したものの普及を妨げている要因なども分析した。異なる主体のパースペクティブに多様性があり、それらが融合されていない場合に普及が阻害されることが明らかになった。また、モバイル通信を取り上げ、NTTドコモを中心として開発に携わったきた日欧米の携帯電話メーカーの技術戦略を、論文データやインタビューデータを用いて、先進的な方法で分析した。結論としては、全体として様々な技術が携帯電話に導入されることとなったが、有力な企業ほど、幅広い技術カテゴリーにおいて研究開発を進めることが、複雑システムにおいて重要な技術戦略の一つであると言える。また日欧米の主要航空機メーカーをケーススタディーとして取り上げ、複雑システム構築に関する技術マネジメントを総合的に分析した。各国でマクロ、ミクロ、メゾレベルにおいて総合的に分析し、各国にみられる大型複合システムへの最適開発戦略を抽出した。抽出された最適開発バスについて、それぞれの背景に存在する社会経済的、制度的制約との関連を分析した。平成11年11月25,26日、最終合同コンフェレンスを東工大で開催し、欧州からの共同研究者6名および、内外の関係者60名ほど招き、共同研究の成果報告を行った。
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