• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

軽いΛハイパー原子核構造の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09044050
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分共同研究
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関東北大学

研究代表者

橋本 治  東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50092292)

研究分担者 前田 和茂  東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20125652)
上村 正康  九州大学, 理学部, 助教授 (10037210)
野海 博之  高エネルギー加速器研究機構, 物理研究部, 助手 (10222192)
高橋 俊行  東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (50281960)
田村 裕和  東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (10192642)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードラムダハイパー核 / ストレンジネス / (π^+,K^+)反応 / (e,e'k)反応 / バリオン相互作用 / (π,Κ)反応 / (Κ,π)反応 / (e e'k)反応
研究概要

本研究は、日米3つの加速器で得られるπ中間子、K中間子、光子(電子)ビームとそれぞれの加速器施設の高性能検出器を用い、軽いAハイパー核の構造を明らかにすることを目的とする。そのため、(1)KEK・PSにおいて(π+,K+)反応、(2)米国BNL・AGSに3いて(Stopped K-,π0)反応、(3)米国CEBAFにおいて(e,e'K+)反応、により軽いAハイパー核のスペクトロスコピー研究を共同して実行し、ストレンジネスを含むハドロン多体系の構造とu,d,s3種のクォークを含むパリオン間の相互作用を明らかにすることを目指している。
本年度は、日本測研究者は、CEBAFでの電子線ビームを用いたラムダハイパー核のスペクトロスコピーを米国側共同研究者と協力して重点的に進めた。600keV(FWHM)というこれまでの最高運動量分解能で、p-shellラムダハイパー核の構造を明らかにする実験準備が、本共同研究によって大きく前進した。また、橋本らによるp-shellより重いラムダハイパー原子核の(具体的には^<28>Si)構造を分光学的に明らかにする実験提案が認められた。CEBAFでの共同研究に関しては、散乱電子の磁気スペクトロメータによって分析された焦点面での位置情報を精度よく測定するためのシリコン・ストリップ検出器及びその読み出し回路が製作され、その動作テストが進められた。実験条件を満たすことが確認され、最終的な検出器が製作されるとともに、焦点面検出器として実際に設置する方法、検出器としての較正、放射線損傷のモニター方法が検討ざれ、ソフトウェアも含めてその準備が進められている。
一方、KEK-PSにおいては(π、K)反応による実験は、軽いラムダハイパー核のデータ解析が進展し、その構造さらにラムダハイペロン相互作月に関する知見が得られている。BNLにおいては(Stopped K-,π0)反応によるスペクトロスコピーが第1段階のデータ収集を終了し、予備的ながら初めて^<12>Bラムダハイパー核のデータが得られた。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] T.Tamura.O.Hashimoto.Editers: "Proceedings of Sendai International Workshop on the Spectroscopy of Hypernuclei" Genshikaku-Kenkyu. 43. 1-267 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] S.Ajimura,O.Hashimoto,et.al.: "Polarization of Λ produced by the π" Phys.Rev.Lett.80. 3471-3474 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] O.Hashimoto,et.al.: "Structure of light Λ hypernuclei and the Λ N interaction" Nucl.Phys.A629. 405c-411c (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] H.Bhang,O.Hashimoto.et.al.: "Lifetimes and weak-decay modes of Λ hypernuclei" Nucl.Phys.A629. 412c-415c (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] O.Hashimoto.et.al.: "The(π^-,K^+)reaction and light Λ hypernuclei spectroscopy" Nucl.Phys.A639. 93c-102c (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] H.Bhang,O.Hashimoto,et.al.: "Lifeteime Measurement of ^<12>_ΛC^<28>_ΛSi,and _ΛFe Hypernuclei" Phys.Rev.Lett.81. 4321-4324 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] O.Hashimoto et al.: "The(π^+,Κ^+)reaction and light Λ hypernuclear Spectroscopy" to be published in Nuclear Phys.A. (印刷中). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi