研究課題/領域番号 |
09044064
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
固体物性Ⅰ(光物性・半導体・誘電体)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
塚田 捷 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (90011650)
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研究分担者 |
HARKER A.H. University College London, 上級研究員
FISHER A. University College London, 上級研究員
SHLGER A. University College London, 上級研究員
小林 功佳 (小林 功桂) お茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (80221969)
田村 了 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (20282717)
A.H Harker University College London, 上級研究員
A Fisher University College London, 上級研究員
A Shluger University College London, 上級研究員
SHLUGER A. University College London, 上級研究員
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1998年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1997年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 原子間力顕微鏡 / 鏡映力 / 分子架橋 / 摩擦力顕微鏡 / 探針-表面間相互作用 / 探針・表面間相互作用 / 鏡像力 / 原子引抜き / 深針・表面間相互作用 |
研究概要 |
走査プローブ顕微鏡の探針と表面が原子尺度の空間でどのような相互作用をし、これが走査プローブ顕微鏡像やその電子(原子間力)分光にどのような影響を与えるか、また走査トンネル顕微鏡によるナノ構造の形成と機能探索などの基礎理論を日英チームの協力にって開発することが、本研究の目的である。さらに我々は表面における人工ナノ構造の形成と制御の基礎を理論的に開発することも目標とした。重要な成果は以下の通りである。(1)探針の非線形動力学を解析し、非接触原子間力顕微鏡像とフォース分光の理論シミュレーション法を開発した。(2)表面と探針間に形成される原子架橋および分子架橋の量子伝導現象の詳細な振る舞いとその起原を明らかにした。(3)カーボンナノチューブ接合における弾道的電子の透過係数の一般的な性質を解明した。(4)探針による接触領域におけるプロキシミテイ効果による表面原子の引き抜き過程の詳細を明らかにした。(5)絶縁体表面からの探針による欠陥の形成過程と機構を明らかにした。(6)第一原理電子状態理論によって半導体表面上の原子ワイアの形成とその磁気的な性質を明らかにした。(7)動的な鏡像力の理論を開発し、トンネル障壁の機構を解明した。
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