研究課題/領域番号 |
09044105
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
安達 利一 (1998) 高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 助教授 (80141977)
増田 康博 (1997) 高エネルギー加速器研究機構, 中性子線源研究系, 助教授 (60150009)
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研究分担者 |
BOWMAN J.D. ロスアラモス国立研究所, 主任研究員
武藤 豪 高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助手 (90249904)
石元 茂 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助手 (50141974)
森本 喜三夫 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (10011579)
増田 康博 高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教授 (60150009)
LAMOREAUX S. ロスアラモス研究所(米国), 上級研究員
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
1998年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1997年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | パリティ非保存 / 時間反転 / 弱い相互作用 / 中性子偏極 / 原子核偏極 / レーザー光ポンピング / NMR / 空間反転 / 中性子 / 時間反転対称性 / 超伝導 / ヘリウム3偏極 |
研究概要 |
偏極中性子の偏極原子核標的透過における時間反転対称の破れの実験法の確立を行った。GoldbergerとWatsonの散乱行列における可逆定理を適用すると実験装置の不完全性等による系統誤差を格段に減少させることができることを見い出した。また、複屈折型サファイア・セルを用いた新しいヘリウム3原子核偏極に成功した。現在、これを時間反転対称の破れの実験用の中性子スピン偏極と偏極解析に適用するため、中性子実験用ヘリウム3容器を作成中である。 ヘリウム3偏極型中性子偏極装置と偏極解析装置そしてマイスナー超伝導シートによる中性子ポーラリメーターを高工研で開発した。それを中性子スピン回転測定装置に適用し、ロスアラモス中性子源で、パリティ非保存中性子スピン回転の実験を行った。また、偏極中性子のパリティ非保存原子核標的透過を用いて、原子核における弱い相互作用の研究を行った。 中性子・陽子捕獲反応におけるパリティ非保存効果の実験法の確立を行った。大口径(直径10cm)ヘリウム3中性子偏極装置、低磁場高周波型中性子スピン・フリッパー、ジルコニウム製低中性子捕獲液体水素容器、γ線検出用耐磁場型2極光電管等を開発し、ロスアラモス中性子源を用いた準備実験を行った。
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