研究分担者 |
喜多 秀行 鳥取大学, 工学部, 教授 (50135521)
藤田 昌久 京都大学, 経済研究所, 教授 (90281112)
岡田 憲夫 京都大学, 防災研究所, 教授 (00026296)
多々納 裕一 京都大学, 防災研究科, 助教授 (20207038)
奥村 誠 広島大学, 工学部, 助教授 (00194514)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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研究概要 |
本研究では,既往の国家型経済成長モデルと,相互に作用しあう他主体によるゲーム的状況を描写する経済理論,ゲーム理論などとの融合をはかり,これを隣接多国家型経済成長モデルとして作成した.国際経済市場における地域圏間の競争関係をいかなる観点から捉えることが今後の市場形成,さらには政治的情勢についての予測を行う上で適当であるかを明らかにした.知識を含む資本・地域の市場構造・インフラストラクチャの整備状況を明示的に取り扱った理論モデルを構築し,規範的議論を行った.また政策研究・制度論的研究を行うためのモデル構築の考え方について検討した. さらに,土木計画の視点から航空ネットワーク,コンベンションなどのミーティング施設といった広域的な影響力を持つ知識インフラストラクチャの整備が国際経済に及ぼす効果を明らかにした.世界的レベルに拡大した知識インフラストラクチャを中心とした都市間ネットワークを必要とする産業・経済活動の発展可能性を検討した.その一方で,知識流動を中心とした都市間国際ネットワークの自立的な発展可能性に着目し,モデル論的研究からの規範的な知見,実証分析に基づく実際的知見の整合をみた.そして,国際的な社会資本整備の動向が諸都市の競争優位性をどのように決定づけるかを明らかにした.
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