研究課題/領域番号 |
09044187
|
研究種目 |
国際学術研究
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
電子デバイス・機器工学
|
研究機関 | 豊田工業大学 |
研究代表者 |
山口 真史 豊田工業大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50268033)
|
研究分担者 |
BARNHAM Keit Imperial College, Blancket Laboratory, Professor
山本 〓勇 (山本 あき勇) 福井大学, 工学部, 教授 (90210517)
KEITH Barnha Imperial College, Blackett Laboratory, Professor
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1998年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1997年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
|
キーワード | 量子井戸構造 / 太陽電池 / 光起電力効果 / ヒ化ガリウム / ヒ化インジウムガリウム / リン化インジウムガリウム / 窒化インジウム / 窒化ガリウム |
研究概要 |
P-i-n構造に多重量子井戸(MQW:Multi Quantum Well)を導入することにより、太陽電池の光電流密度の増加がはかられ、太陽電池の高効率化(30%以上が)期待できる。本研究では、低次元構造の再結合過程等を明らかにすると共に、集光下での物性を明らかにしつつ、超高効率の光起電力変換に資することを目的とした。 (1) GaAs/InGaAs MQW構造の少数キャリア物性を解析すると共に、集光下での物性を解析した。光強度の増加と共に、効率が向上するスーパーリニア効果を見出し、10倍集光で効率23%を得た。 (2) InGaP/GaAsタンデム構造太陽電池の5倍集光で効率31.2%を実現した。この系で世界最高効率を達成した。 (3) 分子線エピ成長によるGaAs/InGaAs系MQW構造の作製、同構造の再結合過程を解析した。また、InGaP/GaAs系MQW構造の優位性、熱光起電力等への応用の可能性を明らかにすることができた。 (4) 有機金属気相推積法によるInN,GaN系新材料の低次元構造を研究し、ナノ構造の創製を実現できた。また、フォトンリサイクリング効果の評価解析を行い、太陽電池の変換効率改善の指針を得た。
|