配分額 *注記 |
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1997年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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研究概要 |
1.国際ワークショップの開催 本年度は平成9年度に開始した国際共同研究からみて3年目の最終年度である。 初年度は平成9年11月に大阪で100名(国内から75名,海外から25名)の研究者による国際ワークショップを開催した。今年度は締めくくりとして,平成12年3月に東京で20名の研究者による小規模な国際ワークショップを開催した。 さらに工学院大学と近畿大学の協力を得て,一般市民向けの特別講演会「氷のタイムカプセル」を開催した。公開講演会は270人収容の会場が満席になるほどの盛況であった。 2.海外調査 引き続き,欧米の生物・環境試料の凍結保存プロジェクトの調査を行った。 3.南極ドームFの条件下での保存実験 液体窒素でプリショック・フリージング後,ゆっくり無振動でドームF温度(-58℃)まで昇温させ,そこで一定温度に保つ場合の細胞の保存実験装置を開発した。これをウサギの細胞に適用した。 一定保存時の温度を,-80℃と-30℃の間で変えて細胞の生存率を調べたところ,-40℃と-50℃の間に不安定領域があり,それ以上の温度でも以下の温度でも,高い生存率が得られることがわかった。 ただしこれは無振動一定温度保存時間が20時間の場合の実験である。今後,長時間保存と,温度下降したのち無振動一定保存する場合の実験を継続する予定である。
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