研究課題/領域番号 |
09044197
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
生物・生体工学
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研究機関 | (財)山形県テクノポリス財団(生物ラジカル研究所) |
研究代表者 |
大矢 博昭 (財)山形県テクノポリス財団, 生物ラジカル研究所, 副所長 (00025389)
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研究分担者 |
WALCZAK T Dartmouth Medical School, 助教授
SWARTZ H Dartmouth Medical School, 教授
SAWARTZ Halord DEPARTMENT OF RADIOLOGY,DARTMOUTH MEDICAL SCHOOL
SWARTZ H.M. ダートマウス医科大学, 教授
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | ESR / in vivo / 画像 / 分光 / スピソプローブ / サーチコイル / 時空間計測 / スピンプローブ / サーケコイル / インビボESR / 分光法 / Lバンド / ラジカル / LODESR |
研究概要 |
ESRは生体内ラジカルを検出・同定し、それらの生理機能を追跡できる唯一の手段であるが、その感度および計測手法は医学/生理学を含む生物科学の要望に答えられていない。我々はすでに小動物のESR画像法を研究し、生体内ラジカルの分布画像化装置の試作に成功した。本研究では、本研究所が新しく開発した低周波ESR画像装置に、米国ダートマス大学Swartz教授のグループが開発した各種スピンプローブを調査して画像化する技術を研究すると同時に、人体の病態診断装置開発のためのin vivo ESR画像・分光法を調査研究することを目的とする。具体的には、研究対象試料を双方に持参し、調査研究を行うと同時に、各々の研究に調査結果を導入した。その結果、1)細胞内に生成する活性酸素をも検出できる新規スピンプローブの合成に成功した。2)当該スピンプローブを生体内に導き、画像計測する手法を確立した。3)当研究所が開発した低周波画像化装置に相手側により開発されたスピンプローブを用いて生体内酸素分布および時間変化計測の可能性試験を行い、計測周波数の違いはあるものの、本質的な感度の相違は認められなかった。4)調査研究に基づいて開発されたサーチコイル法により、ラット組織(脳、肝臓、等)のin vivo ESRを計測し、当方法を各種薬剤、健康食品等の効果を探るin vivo診断法として確立した。これらは当研究所が推進しているin vivo ESR画像・分光法研究の重要な知見であり、今後の動植物への展開が期待される。
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