研究課題/領域番号 |
09044202
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
生態
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
嶋田 正和 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (40178950)
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研究分担者 |
BONSALL M.B. インペリアルカレッジ, 生物学科, 講師
CRAWLEY M. インペリアルカレッジ, 生物学科, 教授
MUELLER C.B. インペリアルカレッジ, 生物学科, 講師
佐々木 顕 九州大学, 理学部, 助教授 (90211937)
巌佐 庸 九州大学, 理学部, 教授 (70176535)
HASSELL M.P. インペリアルカレッジ, 生物学科, 教授
GODFRAY H.C. インペリアルカレッジ, 生物学科, 教授
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
1998年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1997年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 寄主 / 寄生者 / 個体数変動 / 系の持続性 / 病原体 / 細胞内共生微生物 / 空間分布 / メタ個体群 / 寄主-寄生者系 / メタ固体群系 / 共進化 / 時系列解析 / 固体数動態 / 空間構造 / 進化のゲーム理論 / 寄生峰 |
研究概要 |
(1) 寄主-寄生蜂系における寄生蜂の寄生効率と変動性・持続性の関係 今年度は、寄主-寄生者のメタ個体群系で、寄生蜂の寄生行動の違いによって寄生効率が変わることにより、構成種の個体数変動性と系の持続性がどのように変化するかを調べた。実験は嶋田が担当した。その結果、寄生効率が高くなりすぎると、構成種の個体数変動の振幅が大きくなり、また平均個体数も低下して、全体として、系の持続性が弱まることが分かった。M.Crawley教授とM.Bonsall講師をインペリアルカレッジから招聘し、この実験系の挙動をめぐって、研究打ち合わせを行った。 (2) 寄主-寄生蜂系における共進化 動態変化に伴う進化的側面の解析として、嶋田が寄生昆虫-細胞内共生微生物の野外・実験系で、また、Godfrayの寄主昆虫-共生微生物系の実験をそれぞれの部署で行った。そのデータをもとに、巌佐・佐々木グループが寄主-寄生者系の進化をゲーム理論モデルで解析した。また、M.BonsallはH9年度まで研究分担者に加わっていた津田みどり(九大・理・助手)の実験系を対象に、寄主-寄生者系の共進化動態をモデル解析した。 (3) 寄主-寄生蜂系の群集構造の解析 Godfrayは植物-アブラムシ-寄生蜂系で、嶋田はマメ科-マメゾウムシ-寄生蜂系で、それぞれ群集構造の定量的調査を行い、嶋田がインペリアルカレッジに出張して、M.Hassell・Godfrayと共に研究打ち合わせを行った。
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