研究課題/領域番号 |
09044237
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
生態
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研究機関 | 国立極地研究所 |
研究代表者 |
内藤 靖彦 国立極地研究所, 教授 (80017087)
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研究分担者 |
服部 寛 北海道東海大学, 工学部, 教授 (60208543)
佐々木 洋 石巻専修大学, 理工学部, 教授 (10183378)
福地 光男 国立極地研究所, 南極圏環境モニタリング研究センター, 教授 (80099936)
小達 恒夫 国立極地研究所, 研究系, 助教授 (60224250)
工藤 栄 国立極地研究所, 北極圏環境研究センター, 助手 (40221931)
竹内 一郎 東京大学, 海洋研究所, 助手 (30212020)
小島 覚 富山大, 理学部, 教授 (80115138)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
13,100千円 (直接経費: 13,100千円)
1999年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1998年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1997年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | 北極 / ノースウォーター / スパールパル / 生態系変動 / ポリニア / ツンドラ / スバールバル / ノースウォーターポリニア / スバールバルノースウォーターポリニア |
研究概要 |
平成9年から11年度にかけて、北極海洋科学会議(AOSB:Arctic Ocean Sciences Board)の立案による、国際北極ポリニア研究計画(IAPP:International Arctic Polynya Program)のノースウオーター研究計画(NOW:North Water Polynya Study)の現場海洋観測が実施された。カナダを主導として、米国、日本、英国、ドイツ、デンマーク、ベルギー、ポーランド、が参加した国際観測であり、カナダ沿岸警備隊所属の砕氷船を海洋観測用に改造して,観測を実施した。日本はこれらの国々の中でも米国とともに砕氷船の共同運航を担った主要国のひとつであり、3ヶ年の間に合計6航海に延べ17名が参加し、また、同時に行われた氷上観測にも2名が参加した。研究内容は、海氷域の流動・熱フラックス観測、ポリニア域や周辺海域における表面海水モニタリング観測、沈降粒状物長期係留観測、動植物プランクトンの採集、船上での培養・飼育実験等、多岐に及ぶものであった。これらの観測結果・成果は国内外の各種研究集会やシンポジウムで口頭発表され、現在、国際誌へ特集号としての印刷公表が準備されている。また、NOW観測との比較としてノルウエーとのバレンツ海共同観測に参加し、特に沈降粒状物を研究した。同時に、陸上生態系とポリニアとの相互関係解明のため、国際ツンドラ実験計画(ITEX: International Tundra Experiment)に参加し、スピッツベルゲン、ニーオルスン地区の氷河末端モレーン域における植生調査及びオープントップチャンバーによるモニタリング観測を実施した。更に、海鳥営巣地においては、海鳥の捕食行動と海洋の餌生物の比較研究を行った。
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