研究課題/領域番号 |
09044250
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
神経科学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
福田 寛 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (30125645)
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研究分担者 |
木之村 重男 東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (70281996)
川島 隆太 東北大学, 加齢医学研究所, 講師 (90250828)
ZILLES Karl デュッセルドルフ大学, C&OVog研究所, 教授
ROLAND Per E カロリンスカ研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1998年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1997年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | コンピュータ化標準脳 / ヒト脳機能 / 画像データベース / 解剖学的標準化 / PET / MRI |
研究概要 |
1. コンピュータ化脳図譜システムの開発と性能評価 ドイツ側(Zilles教授)が中心となり、日本側が協力して開発した自動化コンピュータ化脳図譜システムの性能評価を行った。日本人MRI画像を用いた検討では、脳形態標準化後の空間的誤差は1mm以下であり、現在世界中で用いられている他のシステムよりも誤差が1桁少ないことを証明した。本システムは日本人に適応可能であり、ポジトロンCTによる脳機能地図作成研究のみではなくfMRIを用いた研究にも応用可能であることを示した。 2. 認知/運動課題遂行に関連する脳機能地図作成 スウェーデン側(Roland教授)と分担して、認知/感情/運動課題遂行に関連する脳機能部位をポジトロンCTを用いて同定した。視線の認知機構・自己の顔の認知機構・触覚の認知機構・自発運動制御機構などを明らかにして、機能地図データベース作成の為のデータベースコンテンツ化を行った。 3. 国際脳形態画像データベース作成と日本人標準脳形態の決定 カナダ側(Evans教授)と共同研究会議を開催し、ドイツ側(Zilles教授)も交えて、日本・北米・欧州の3地域での国際脳形態画像データベースを作成することに合意した。それぞれの地域で300名分の健常者脳MRI3次元画像を撮像し、共通の空間座標システム上に配置することにより、相互連関可能な共通データベースを作成することとした。このための日本人脳形態画像の取得を行った。上記国際脳形態画像データベース作成用にカナダ側より提供された、脳MRI画像を標準空間座標上に自動変換するプログラムを応用して、150名分の日本人脳MRI画像を使い、日本人標準脳形態を決定した。さらに、日本人とドイツ人の若年男女112名の脳MRI画像データを用いた脳形態の民族差の比較研究を行った。
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