研究課題/領域番号 |
09045011
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
阿部 洋 福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (40000046)
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研究分担者 |
李 秀英 岩手県立大学, 社会福祉学部, 教授 (40254643)
山本 沾一 (森山 沾一) 福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (20122864)
清田 勝彦 福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (60071726)
宮崎 昭夫 福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (60079233)
呉 康寧 南京師範大学教育科学院, 教授
朱 小蔓 南京師範大学, 副学長
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 農村教育 / 教育普及 / 教育現代化 / 9年制義務教育 / 成人職業教育 / 中途退学 / 青少年非行 / 一人っ子 / 希望工程 |
研究概要 |
1.1997年度は、3年計画の初年度における予備調査として、福岡県立大学研究チームが南京を、南京師範大学チームが福岡をそれぞれ訪問して、共同研究の進め方について協議を進めた。その間、それぞれ教育行政機関や小・中学校、社会教育施設を歴訪して、専門家から義務教育や成人教育の問題を中心に、両国教育の直面する各種の困難や問題点について意見をうかがい、関連資料・情報の収集にあたった。ことに日本側チームの南京訪問では、江蘇省教育科学研究所長・袁金華教授の講義が、開発の遅れた江蘇省北部地区(「蘇北」)農村における教育普及の現状と問題点の把握にきわめて有益であった。 2.1998年6月中旬福岡県立大学チームは福岡県八女市および福岡市において、南京師範大学チームも同じ頃、蘇北の淮陰市および泗陽県で、それぞれ小・中学校の子ども、およびその保護者を対象にアンケート調査を実施した。これをうけて同年10月、福岡県立大学チームが南京を訪問、八女市および福岡市での調査データの検討結果を報告するとともに、中国側の調査対象たる蘇北・淮陰市および泗陽県を訪問、小・中学校および教育行政機関を中心に聞き取り調査を行った。また、年度末には本共同研究の中間報告『日中両国における教育・扶養意識の比較研究』(総152ページ)を公刊した。 3.1999年度は共同研究の最終年度であり、10月南京師範大学チームを福岡に迎え、八女市においてアンケート調査の結果についての報告を兼ねて教育講演会を開催した。また、両国メンバー全員参加による検討を開催し、中国側が前年蘇北で実施したアンケート調査の結果についての報告を行い、これをもとに日本側データとの比較検討を試みた。その後、日中両国側ともにそれぞれ調査データの比較検討を継続し、両国の農村地区における教育普及をめぐる問題を中心に最終まとめの作業を行った。その成果は『「改革・開放」下中国における農村教育の動態』(論文13編で構成、総250ページ)として公刊の予定である。
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