研究課題/領域番号 |
09045058
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 大学協力 |
研究分野 |
電子・電気材料工学
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
長友 隆男 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (70052868)
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研究分担者 |
蒋 雪茵 上海大学, 材料科学系, 教授
張 志林 上海大学, 材料科学系, 教授
本間 哲哉 (本間 哲也) 芝浦工業大学, 工学部, 助教授 (60286698)
JIANG Xue-yin Shanghai University, Faculty of Materilals Science, Professor
ZHANG Zhi-lin Shanghai University, Faculty of Materilas Science, Professor
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 有機電界発光素子 / 分子分散型 / 高効率化 / 素子寿命の改善 / サイクリックボルタムメトリ / 導電性高分子 / 機能分離 / キャリア閉じこめ / サイクリックボルタムメトリー / キャリア閉じ込め / 電界発光素子 / 有機蛍光材料 / 光とキャリアの閉じ込め / ポタビニールカルバゾール / 材料物性の評価 |
研究概要 |
上海大学・材料科学系の張志林教授、蒋雪茵教授の研究グループでは、N,N′-diphenyl-N,N′-bis(3-methylphenyl)-1,1'biphenyl-4,4'diamine(TPD)を正孔輸送層、8-hydroxyquinoline aluminium(Alg3)を電子輸送層、ITO(Indium-Tin Oxide)透明電極、及びMg-Agを正、及び負の電極とした有機電界発光素子を対象に研究を進めているが、TPD正孔輸送層の中にrubreneを添加することによって素子寿命、安定性及び効率が著しく改善された。最大の輝度で13,690cd/m^2(アンドープの試料に比べて1.5倍)、輝度の半減期で一桁以上(5000時間を越える)、効率で1.75倍(2.35lm/W)と大幅に改善された。 上海大学・材料科学系の張志林教授、蒋雪茵教授の研究グループは、本研究の実施期間を含めて5年間、我々の研究グループと共同研究を行ってきたが、活発な研究活動を通じてこの分野で大きな実績を残し、中国におけるこの分野の第一人者である。これらの研究で国家自然科学基金(中国)の研究助成金を受けている。 上海大学・材料科学系の張志林教授、蒋雪茵教授の研究グループもまた、我々と同様なガラス転移温度の高いポリビニルカルバゾール(PVCz)をホスト材料にペリレン、Coumarin、DCM1、TPAなどの有機色素を単独で、または複数で添加したものを発光層とした有機EL素子についても研究を進めてきた。MgAg/Alq_3/PVCz:perylene+TPA//ITOの素子で、閾値の電圧6Vで10,000cd/m^2程度の輝度をもつ有機EL素子を得ている。 芝浦工大の長友らの研究グループでは、ガラス転移温度の高いポリビニルカルバゾール(PVCz)をホスト材料にペリレンを色素として添加し、発光層とした有機電界発光素子を対象とした。ペリレンのドープ量を変えることによって発光色を可変し、正孔輸送層、電子輸送層、発光層の機能を積層した膜にそれぞれ分担させた機能分離型の素子を考え、素子寿命の改善と、“光"と“キャリア"の閉じ込めによる発光効率の向上を目指した。光の閉じ込めとキャリアの閉じ込めを行うためには、種々の高分子材料を含む有機材料のエネルギー間隙と屈折率を把握して発光素子を構成する。有機材料のエネルギー間隙の測定(LUMO(Lowest Unoccupied Molecular Orbital)準位、HOMO(Highest Occupied Mole-cular Orbital)準位の測定)はサイクリックボルタムメトリー法を、屈折率の測定はエリプソメトリ法を用いて行った。機能分離をして積層した素子では大幅に効率を向上させることが出来た。
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