研究課題/領域番号 |
09045073
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
林学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
林 弘也 琉球大学, 農学部, 教授 (00038233)
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研究分担者 |
金城 一彦 琉球大学, 農学部, 助教授 (10167380)
安里 練雄 琉球大学, 農学部, 助教授 (80222579)
屋我 嗣良 琉球大学, 農学部, 教授 (70045110)
LINGYING Huang Central South Forestry Univ., Professor
YUANZHOU Jiang Central South Forestry Univ., Professor
蒋 辺舟 中南林学院, 林産工業学部, 教授
曹 世恩 中南林大学院, 環境資源学部, 教授
金城 一彦 琉球大学, 農学部, 助教授 (98609936)
蒋 えん舟 中南林学院, 林産工業学部, 教授
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 早生樹材 / 針葉樹材 / 小雨地域 / 材質特性 / 成育特性 / 強度特性 / 少雨地域 |
研究概要 |
世界的な木材需要量の増大により、木材は木材資源量の減少傾向と工業資源としての良質な資源量の枯渇傾向にある。木材資源量の増大、維持を図る森林資源管理技術は緊急性を要する今日的問題である。木材資源量増大の役割を期待されている木本植物群には、早生樹と呼ばれる一群の植物がある。しかし比較的最近になって注目されたこの木本植物群である早生樹は樹木の成長過程、生長状態を解析したデータ、材質や加工性を解析したデータ等が殆ど無く、資源量増大に効果的な森林管理法や有用な工業資源としての利用法を確立するにはこれら基礎データを早急に整備することが必要である。 本研究は、主に中国産の奨励早生樹を対象にして、上述した基礎データを収集解析することを目的とした。9年度は諸種の計測値の定義、実験方法、測定法等が異なることを認めたので、これらの事項の詳細な検討打ち合わせを行った。特に木本植物の生長については、打合せ事項の確認のためにサンプル測定を現地森林で実施した。また材質研究では、試験材の選定を実施した。10年度は各地に生育する早成樹(コウヨウザン(広葉杉、中国杉))約200本の生長量、生長率を計測し、材積生長を予測するために樹高成長、直径成長とこれらを総合化した成長予測式を提案した。早生樹は地位指数の影響を大きく受けること結果を得た。材質研究に選定した樹木は生長速度のほぼ平均値に相当するように再調整し、データ収集した。11年度は膨潤乾縮実験から材の寸法変化は早材部の影響が大きいこと、乾縮すると細胞内腔の断面積が増大するという結果を得た。3年間にわたる研究により、限られた範囲ではあるが、早生樹材の生産性、材質の基礎的知見を得ることができた。
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