研究課題/領域番号 |
09045081
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病体医化学
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研究機関 | 香川医科大学 |
研究代表者 |
高原 二郎 香川医科大学, 医学部, 教授 (00033085)
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研究分担者 |
長尾 省吾 香川医科大学, 医学部, 教授 (60100947)
阪本 晴彦 香川医科大学, 医学部, 教授 (60106549)
小林 良二 香川医科大学, 医学部, 教授 (00020917)
徳田 雅明 香川医科大学, 医学部, 教授 (10163974)
洲脇 寛 香川医科大学, 医学部, 教授 (10033367)
桑原 宏子 香川医科大学, 医学部, 講師 (50243754)
永井 雅巳 香川医科大学, 医学部・附属病院, 講師 (40180450)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | グルタミン酸受容体 / RNA editing / 脳虚血 / PDX-1 / Presenilin-1 / MAGP-36 / ニューロペプチドY受容体 / 免疫抑制剤 / 海馬神経細胞 / 虚血 / 低体温法 / ライディッヒ細胞 / 情報伝達 / クロストーク / 脳 / 情報伝達クロストーク / Calbrain / カルモジュリン依存性リン酸化酵素 / p33ING1 / 成長ホルモン促進ペプチド / カッパーオピオイドアゴニスト / GABAトランスポーター / アルツハイマー脳 |
研究概要 |
1.脳の海馬の虚血病態におけるグルタミン酸レセプターを介したカルシウムイオンの流入の調節機構について、AMPA型グルタミン酸レセプタータイプ2の細胞外ループの部分に相当するR/GsiteのRNAeditingは、健常スナネズミ海馬に比べて虚血耐性獲得海馬においては約20%減少しており、グルタミン酸に対する脱感作時間が遷延していると解釈できた。虚血性病変において活性化される情報伝達系のクロストーク機構の解明においては、低体温法からの復帰でゆっくりと段階的に復帰させるのが神経細胞の保護に有効であることを証明した。虚血性神経網胞死を起こした海馬領域に、胎仔の海馬神経細胞を移植すると、記憶・学習機能の回復がみられた。 2.ラットのインスリノーマ細胞において、TGF-βがインスリン遺伝子の転写を促進していること、そしてこの機作は転写因子であるPDX-1により制御されていることを証明した。 3.脳の老化とも関連すると考えられるPresenilin-1が精巣のライディッヒ細胞に存在し成長に伴って増加することから、精巣機能の成熟と関連している可能性が明らかになった。 4.細胞外でクロストークに関連すると考えられるマトリックス蛋白質のMAGP-36ががヒトおよびウシの多くの組織においてmicrofibrilと共存し、elastinができていく核となることが判明した。 5.正常脳の海馬及び小脳からG蛋白質関連受容体をクローニングしたところ、ニューロペプチドYのレセプターを新しく発見した。また成長ホルモンのmRNA転写と蛋白質合成が、免疫抑制剤であるPK506,cyclosporinAにより、促進されることを示し、そのメカニズムとしてカルシニューリンの抑制が関与していることを証明した。
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