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近世・近代沖縄の集落移動における立地選定とその空間形成の情報化

研究課題

研究課題/領域番号 09202204
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関中部大学

研究代表者

渋谷 鎮明  中部大学, 国際関係学部, 助教授 (60252748)

研究分担者 浦山 隆一  香川職業能力開発短期大学校, 助教授
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード沖縄 / 八重山 / 集落移動 / 風水 / 立地選定 / 空間形成 / 復元
研究概要

本研究は、八重山地域を中心とした集落移動の事例を各種の歴史資料を中心としながら整理し、近世〜近代にいたる時期の集落移動の全体像をとらえたうえで、それを基礎としながら近世・近代に移動の行なわれた西表島祖納・石垣島安良集落の調査を行い、移動の実態と旧集落の復元、移動前・移動後において、空間の特性、ひいては空間観・環境観がいかに引き継がれたかを明らかにすることを試みた。
その結果祖納村では、古地図等の分析と現地調査から、すでに1863年頃には現在の村の位置に番所を中心とする村が存在し、旧集落からの移動が比較的ゆっくりと行われ、移動前には御嶽(後)→本家→分家(前)という空間認識が存在したが、移動した地域の地形や空間認識の変化から本家(後)→分家(前)という原則のみが引き継がれたことが明らかになり、一方、石垣島において唯一、集落移動に関する具体的痕跡が残された廃村・安良村では、『北木山風水記』の記述と現地調査から、この村は風水判断後に「可移居之地」として指定された場所に建立された村であることが確認され、移動前の村についても、各種資料の分析から、津波前の村が津波後70m近く山側に移動し、高山の近くの風水上良くない場所に村建てをした様子、さらには1864年以降に再度、移動した事実を確認することができた。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 渋谷鎮明・浦山隆一ほか: "西表島・祖納集落の立地と空間構成-東アジアの集落・居住空間研究19〜24" 日本建築学会学術講演梗慨集. E-2. 511-522 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 渋谷鎮明: "朝鮮(李朝)時代末期郡縣図の表現方法にみる風水地理的地形認識" 歴史地理学. 39-3. 25-38 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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