研究課題/領域番号 |
09204103
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
藤田 米春 大分大学, 工学部, 教授 (70081289)
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研究分担者 |
北林 達也 三浦梅園研究所, 所長
赤星 哲也 日本文理大学, NBUメディアセンター, 講師 (50279395)
西島 恵介 大分大学, 工学部, 助手 (30237698)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1997年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 玄語 / 機械可読化 / ハイパーテキスト / 論理構造 / 非技術文書 / 読書支援 / データベース / アウトライン・ビュー |
研究概要 |
『玄語』は、その表現形態において精緻なハイパーテキスト構造を備えたテクストである。我々の当初の目的は、機械可読化の延長として、適当な関係データベースシステムを用い、『玄語』をハイパーテキストとして“復刻"することにあったが、そのためにはまず何よりも、『玄語』に特有の文章表現に見られる論理構造の理解が不可欠であることが判明した。 上記の理由により、本研究課題では『玄語』特有の文章表現に表された論理構造の理解にまず焦点をあてることにした。この論理構造の理解に先立ち、藤田、西島らは典型的な非技術文書である推理小説を題材に、その論理構造の抽出アルゴリズムの検討を重ねた。その結果、文書の論理構造抽出手法について基礎的な方法論を得た。玄語の論理構造抽出法は藤田、西島らのこれら一連の研究に基礎を置くものである。 赤星は、主として認知科学の立場から、非技術文書に対して、その内容(意味)を外化し、操作可能性を与えることで読者の理解・解釈作業にどのような影響を及ぼすか、検討を重ねてきた。このうち本研究課題では、非技術文書の内容(意味)に対するアウトライン・ビュー提示の有効性について検討を行った。この結果、アウトライン・ビューの作成過程と文書のハイパーテキスト化における考慮すべき点との関係につての知見を得た。 北林は、『玄語』を解釈する立場から得たこれまでの知見をもとに、『玄語』のハイパーテキスト化をHTMLやBTRON OSを用いて試みた。現在、その結果はWWW上で公開されている。
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