研究課題/領域番号 |
09204113
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪電気通信大学短期大学部 |
研究代表者 |
河合 秀夫 大阪電気通信大学短期大学部, 電子情報学科, 教授 (80124767)
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研究分担者 |
都司 達夫 福井大学, 工学部, 教授 (80115302)
寶珍 輝尚 福井大学, 工学部, 助教授 (00251984)
光本 浩士 大阪電気通信大学短期大学部, 電子情報学科, 講師 (30249453)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 古代遺物 / 内容表現ネットワーク / データベース化 / 高速検索 / 照度差ステレオ法 / 3次元形状 / 陶磁器 / 発掘場所 |
研究概要 |
本研究では、古代遺物として石器を対象にデータベース化手法の研究を行ってきた。ここでは、単に形状のみを蓄積してゆくようなものではなく、考古学的に意味のある情報(特徴)を最大限包含したデータの蓄積を目標としてきた。すなわち、解像度、色相情報、剥離情報、研磨情報、透明部の画像化、3次元情報、立体視などを考慮したデータベース化である。そして、これらの情報を、一種のネットワーク(以降、内容表現ネットワークと呼ぶ)として格納し、データベースの高速な検索に利用することを提案してきた。 本年度は、本研究班が考案した内容表現ネットワークによる高速検索法を一乗谷朝倉氏遺跡から発掘された陶磁器(150万点)に適用し、本手法の有効性を確認することを目的に検討を行った。本研究で対象とする中世の遺物は、種類が豊富であり、製作道具や制作技術の発達により形や紋様にかなり高度の人工的な手が加わっている。したがって、上記の情報のほかに、紋様情報、窪み情報、紋様や窪みの配置関係といった情報が必要になると考えられる。本研究班が開発してきた画像処理技術「照度差ステレオ法」を一乗谷朝倉氏遺跡の遺物に適用し、3次元形状の推定を行った。また、これと並行して、地図情報と遺物情報を統合的に管理するデータベースシステムの開発を行った。すなわち、発掘場所や地図との関連を明らかにし、遺物データを地理情報をもとに管理することを行った。
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