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平安時代和歌資料における特殊語彙抽出についての計量的研究と利用ツールの公開

研究課題

研究課題/領域番号 09204204
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関千葉大学

研究代表者

近藤 みゆき  千葉大学, 文学部, 助教授 (80205567)

研究分担者 近藤 泰弘  青山学院大学, 文学部, 助教授 (20126064)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード古今和歌六帖 / 歌語 / KWIC索引 / データベース / WWW
研究概要

本研究では、平安和歌語彙としての歌語の問題を考究する一手段として、総語彙を網羅出来る総索引形式の和歌データベースの作成と活用を目指し、次のような成果を得た。
1 : 平安中期の特殊歌語の宝庫である『古今和歌六帖』(柱宮本・歌数4,494首)を総索引形式でデータベース化した。次に語彙を出現頻度数でソ-トして、頻度数の少ない特殊語彙とそうでない語彙を分別し、最も特殊な語彙として出現頻度数1の語彙2295語を得て、語彙の実態が、万葉語、古歌や伝承歌の用語、古今・後撰の一度語や先行歌人の特異用語、歌謡での用語など、様々な位相の語彙の集合体であることを明らかにした。さらに出現頻度数1の語彙の、同時代私家集における使用数の分布を調べ、六帖語彙が、新しい歌語として、同時代歌人に受容されたかを、具体的にあとづけ、受容した歌人層に偏りがあること、受容の実態によると、『古今和歌六帖』の成立年は、従来説を更に遡る可能性が高いこと、などを述べた。
2 : 平安和歌集の総索形式化とそのデータ公開の試みとして、『相模集』KWIC索引データベースをHTMLにより作成し、WWWで公開できるような形にした。また、このデータベースをCD‐ROMにしたものを総括班より配布する予定である。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 和歌文学会論集編集委員会: "歌ことばの歴史" 笠間書院, 263 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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