研究課題/領域番号 |
09204206
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
富盛 伸夫 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (50122643)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 言語地理学 / マルチメディア / スイス・ロマンシュ語方言 / 音声情報と動画との統合 / データベース / 三次元的コンピュータ・グラフィックス / 時間・空間情報のイメージ化 / 言語民俗地図 |
研究概要 |
本研究は、ロマンス諸語のひとつであるスイス・ロマンシュ語方言の現地収集資料をデジタル化処理することによって、音声・形態・統語・語彙の各レベルにおける言語干渉現象と人文歴史地理的与件を統合的に再構築する三次元マルチメディア型言語地図作成プログラムの開発を主要な目的とする。 本年度の研究は第一に、前年度まで進めてきたアナログ的基礎言語資料の音響学的処理、静止画像処理、動画処理のディジタル化作業など、マルチメディア型言語地図のオブジェクト化の準備を完了した。 第二に、三次元的コンピュータグラフィックスの各種プログラムを利用して、スイス・アルプス地方の地形・道路・村落・等高線等の情報を取り込んだマルチメディア型言語地図作成の手順を開発した。さらに、言語地図に必要な情報が三次元的に展開するシミュレーション・プログラムの一環として、時系列マルチメディア統合型データベースを試作をしたので、この成果を中間発表として報告論文やHTML化したオンラインなどで公開することができた。 なお、三次元的言語・民俗地図作成の自動化プログラムを完成するように努めたが、課題として、等高線などの数値情報から三次元的な空間表示として配置するアルゴリズムの開発は引き続き行うこととした。
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