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人文科学支援のための「かたち」と色の解析ツールの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 09204218
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州芸術工科大学

研究代表者

福島 重廣  九州芸術工科大学, 芸術工学研究科, 教授 (60027927)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード対称性 / かたち / 色 / マンセル表色系 / 色補正 / カラースケール / 色相 / ハフ変換
研究概要

人文科学研究においては「もの」の「かたち」や色が解析の鍵になる場合が少なくない。本研究はそれを数量的に支援するソフトウエアツールの開発を目的にしている。「かたち」の解析については、閉曲線図形の対称性を解析して主形状、局所的幅、くびれを数量的に表現したり、立体モデルを作成、計量するといった展開を図っている。本年度は、作成してきたプログラムの整理、改訂を中心にして作業した。また、毛筆による筆跡解析への応用の可能性を検討した。一方、色の解析については、カラー画像入力に用いられるR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色による表色系からH(色相)、V(明度)、C(彩度)によるマンセル表色系への宮原のMTMによる変換プログラムを作成して、その応用を検討している。後者はヒトの心理的色知覚に対応した均等色空間を形成するので、人文科学研究により適していると考えられる。この研究の過程で色補正(規格化)の問題に遭遇したため、計画の実施に遅れを生じた。しかし、色補正の方式を確立しておくことは今後避けて通ることのできない重要な課題と考えられるので、これについて検討した。最近はマルチスペクトルカメラが発表され、これを用いて入射光のスペクトル分布を直接画像として入力することも可能になってきたが、従来からの3原色人力方式は実用的に見て捨て難いように思われる。そこで、従来方式にもとづくために、画像入力においてH、S、Vの色スケールを同時に撮りこみ、画像認識の手法を用いて色補正を自動的に行う方式を開発してきた。しかし、色相と明度の補正は比較的容易にできたが、彩度についてはスケールの作成が困難であった。いずれも、本質に等色という色感覚の機構の問題を含むので、何らかの実践的妥協が必要であり、さらに検討を続けていきたい。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 福島 重廣: "人文科学支援のための「かたち」と色の解析ツールの開発研究" 重点領域「人文科学とコンピュータ」1997年度研究成果報告書. (CD-ROM版). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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