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諸藩江戸屋敷のネットワーク-大名家文書複合化の研究-

研究課題

研究課題/領域番号 09204247
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関国文学研究資料館

研究代表者

武井 協三  国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (60105567)

研究分担者 福田 千鶴  国文学研究資料館, 史料館, 助手 (10260001)
大友 一雄  国文学研究資料館, 史料館, 助教授 (30169007)
研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード大名家文書 / 江戸屋敷 / 宗家文書 / 黒田家文書 / 弘前藩邸日記 / 諸藩邸江戸記録一覧
研究概要

江戸時代の大名は参勤交代の制度によって、隔年ごとに江戸に在勤した。江戸には、諸藩の上屋敷・中屋敷・下屋敷が置かれ、その数は数百にのぼったと考えられる。各大名の屋敷の間では、恒常的な交流が行われていた。この研究は、諸大名の江戸における情報のネットワークに注目し、その事例を明らかにすることによって、交流の組織を解明しようとするものである。もって、近世の上層社会の構造を分析し、江戸時代の社会と文化の実態の解明を、一歩進めることを目的としている。
近世の大名家文書は膨大な量が現存しており、江戸の藩邸記録もかなりの量の存在が知られていた。これらは各地の図書館・文書館に分散して所蔵されており、本文相互の比較研究を行うことには、多大の困難がともなうのが常であったが、コンピュータにより本文相互を交流させてみることにより、従来より一段進んだ、資料からの史実抽出を行う。
現在まで十数機関の大名家文書を調査した。また100頁余におよぶ「諸藩邸江戸記録一覧(稿)」を作成した。これに対しては、すでに研究者の反響を得ることができ、未定稿ではあるが、希望者に配布を行った。
とくに当該年度は、岩国徴古館の吉川家文書・福井県立図書館の松平家関係文書の調査を重点的に行った。この研究は国文学と歴史学者の協力による、学際的成果を目指すところに特色があるが、当該年度は平成7年度のメンバーであり、海外留学のため平成8年度は分担者からはずれていた福田千鶴が復帰し、留学先のハーバード大学ロースクール図書館所蔵の「江戸幕府関係史料」「藩関係史料」の評価を行った。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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