研究課題/領域番号 |
09207103
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
窪薗 晴夫 神戸大学, 文学部, 助教授 (80153328)
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研究分担者 |
福田 スースィー 名古屋商科大学, 語学センター, 講師 (90288457)
寺尾 康 常葉学園短期大学, 助教授 (70197789)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | プロソディー / 獲得 / 言語障害 / 日本語 / 複合語アクセント / 吃音 / 言い誤り |
研究概要 |
本研究は日本語母語話者のプロソディー(韻律構造)の獲得過程と、幼児に見られる「家族性言語障害」または「特異性言語障害」(Specific Language Impairmant:以下SLI)と呼ばれる言語障害の実態を、実験的手法を交えて言語学的観点から解明することである。 プロソディーの獲得については、複合語アクセント、言い誤り、吃音の三つの観点から研究を進め、幼児の言語資料を収集・分析した。まず複合語アクセントについては、これまでに収集した資料の分析を進め、幼児が生産性の高いアクセント型を語彙的例外により先に習得することと、成人と幼児の規則性の違いを最適性理論という新しい理論の枠組みで簡潔に捉えることができることを明らかにした。言い誤りと吃音については、原資料の収集を中心に研究を進めてきたが、とりわけ吃音については、成人の吃音に顕著なモ-ラ単位の吃音パタンに加え、分節音単位の吃音パタンも観察されることと、成人の場合よりも個人差が大きいという分析結果を得た。 第二の目的であるSLIについては、連濁に関して収集した言語資料を分析し、障害者と健常者の違いを分析した。この結果、障害者が実在語の連濁は健常者と同じように実現できても、非実在語については全く連濁規則の適用ができないという結果を得た。
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